auでソフトバンク回線を使える裏技。
KDDIは、auとUQ mobileユーザーがソフトバンクの回線に切り替えられるオプションサービス「副回線サービス」を発表しました。
auとUQ mobileユーザーで、音声通話に対応したプランを利用している際に申し込めるオプションとなり、eSIMもしくは物理SIMカードで副回線を提供するというもの。料金は個人向けプランだと月額429円で国内通話は22円/30秒。データ通信は500MB/月(300kbps)となります。
副回線を持つメリット
メリットは、au回線の障害時などでも、副回線(ソフトバンク)に切り替えることで、電話連絡やスマホ決済などが利用できるという点。
先日起こったauの大規模障害などでは、家族や友達と連絡ができないだけでなく、緊急通報もできないのが問題視されていました。スマホが重要なライフラインとなっている昨今では、リスク回避のためのお守りとして心強さがありますね。
副回線サービスのデメリット
デメリットとしては、容量あたりのコストが良くないところ。
あくまでも非常時のサブ回線的なポジションなので、データ通信は低速で低容量。ここは要注意ですね。また、回線の切り替えには、手動で副回線へ切り替える必要があります。障害が起こると自動でソフトバンク回線に…みたいなことではありません。
ん…? これだと、他キャリア回線の格安SIMで良いのでは?
とか思う方も多いと思います。わかる!
でも、auだけで保険用の回線契約も完結するっていう手軽さもまたメリットだと思いますし、有料オプションとはいえ、障害時へ備える手段を用意した姿勢は偉いと思うんです。
この「副回線サービス」は、3月29日からサービス開始。
ゆくゆくはSIMの切り替えとかも自動で行われるような、ローミング的なシステムが構築されるといいですけどね! そこは「繋がらない」がなくなる未来へ期待。
Source: KDDI