今季14年ぶりにユニフォームを刷新したプロ野球・広島東洋カープ。しかし、ビジター用のユニフォームのデザインをめぐり、野球ファンの間で不評が相次いでいる。
赤い生地の上に赤い背番号や名前のロゴを施した斬新なデザインだが、試合の映像を見たファンからは「誰だかわからない」「視認性悪すぎる」などの声が続出。野球実況を行うアナウンサーも「選手の顔と風貌とか、そういった感じで判断するしかない」と本音を吐露している。
「赤地に白文字」から変更
広島は2022年10月15日に、09年から着用してきたユニフォームの刷新を発表した。ホーム用はこれまでの「白地に赤文字」のロゴを踏襲しつつ、ロゴのサイズを小さくし、背面に赤いしぶきのデザインを施すなどのリニューアルを行った。
一方でビジター用は、従来の「赤地に白文字」から「赤地に赤文字」のデザインへ変更。ボディカラーにはピンクレッド系にも見える「深みのある赤」を、ロゴ色には「鮮やかな赤」をそれぞれ採用した。ロゴは黒っぽい色で縁どられている。
新ユニフォーム発表会見でビジターユニフォームを着用した九里亜蓮投手は「今までのユニフォームはロゴが白だったので、ロゴが赤になってまた生地の色もピンクレッドということで、すごく新鮮な感じがします」とコメント。広島は球団公式サイトで「これまでとは違った表情の『赤』を身にまとい、ぜひ他球場をも赤く染めていきましょう!」と、ファンに呼びかけていた。