Intel、最大56コアのXeon W。新メモリコントローラ搭載で性能向上

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 米Intelは15日(現地時間)、最大56コアのワークステーション向けプロセッサ「Xeon W-3400」、「Xeon W-2400」シリーズ(コードネーム: Sapphire Rapids)を発表した。

 メディア、エンターテインメント、エンジニアリング、データ・サイエンスといった分野のプロフェッショナルユーザー向けに設計された製品。DDR5 RDIMMメモリ、PCI Express 5.0、Wi-Fi 6Eといった最新技術に対応した。

 また、リモートで運用管理が可能なvPro Enterpriseをサポートし、ECCメモリと信頼性/可用性/保守性(RAS)テクノロジーと連動させることで、ワークステーションの稼働時間を最大化するとしている。

 最上位は「Xeon w9-3495X」と呼ばれるSKU。大容量L3キャッシュ(最大105MB)と新設計のメモリコントローラが特徴となっており、前世代と比べてシングルスレッド性能を最大28%、マルチスレッド性能を最大120%向上させたという。さらに、Intel Turbo Boost Max Technology 3.0により、最大4.8GHzの動作クロックを実現した。

 メモリは8チャネルのDDR5 RDIMMで、最大容量は4TB。RDIMMでありながらDDR5 XMP 3.0を初めてサポートし、オーバークロックに対応する。Xeon W-3400ではCPU直結で最大112レーン、Xeon W-2400では同最大64レーンのPCI Express 5.0接続が可能。

 このほか、第3世代のIntel Deep Learning Boost(AMX/Bfloat16)を搭載し、ディープラーニングの学習処理と推論処理を高速化。ハードウェア支援型のセキュリティ機能の強化、ファームウェアのバージョン制御といった機能も実装している。

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