巨人ではなくロッテ復帰の澤村拓一 昨季はメジャーで防御率3点台…「新守護神」候補筆頭か

J-CASTニュース

   ロッテは2023年1月28日、昨季レッドソックスでプレーした澤村拓一の獲得を発表した。澤村は20年シーズンオフに海外FA権を行使してレッドソックスにFA移籍。ロッテに3年ぶりの復帰となった。

  • 【写真】長髪スーツ姿で入団会見に登壇した澤村

    【写真】長髪スーツ姿で入団会見に登壇した澤村

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昨季はメジャーで防御率3.73

   スポーツ紙記者は、「昨季シーズン途中に加入したロベルト・オスナが抜群の安定感で、今年も残留すれば守護神の最有力候補だった。オフに同一リーグのソフトバンクへ移籍したのは痛手ですが、澤村を獲得できたのは戦力面で大きなプラスアルファです。最多セーブのタイトルを2度獲得した益田直也がいますが、澤村が守護神で起用される可能性は十分にある。吉井理人新監督の起用法が注目されます」と語る。

   澤村は巨人にドラフト1位で入団し、1年目に200イニングを投げて11勝をマーク。新人王を獲得するなど先発として活躍後、救援に配置転換された。16年には37セーブを挙げて自身初のセーブ王に。その後は制球難で不安定な投球が続き、20年途中にロッテにトレード移籍した。

   22試合登板で2勝1敗13ホールドの好成績をマークすると、同年オフにレッドソックスへ移籍。21年は55試合登板で5勝1敗10ホールド、防御率3.06でポストシーズン進出に貢献した。昨年49試合登板で1勝1敗3ホールド、防御率3.73。8月29日にメジャー枠の40人から外れて、3Aに降格していた。メジャーでのプレーを希望していたという報道があったが、NPBの複数球団が獲得に興味を示していた。

   ロッテの入団会見に現れた澤村は長髪を後ろで束ね、スーツの上にコートを羽織って登場。サムライを彷彿とさせる独特のオーラを放っていた。澤村の加入は他の投手にとっても良い刺激になるだろう。佐々木千隼、唐川侑己は昨季不完全燃焼に終わっただけに、強力救援陣の再結成が期待される。(中町顕吾)

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