毎週ジャンプを買った瞬間を1年間撮り続けてみた

デイリーポータルZ

僕には表情がない。どんな写真を撮ってもいつも不幸そう。たまには、最高にハッピーな自分を撮ってみたいものである。

となると、僕にとってハッピーな瞬間を撮り続けていれば、そんな一枚に出会えるのでは!と思うが、僕にとってそれは、毎週の「ジャンプを買った瞬間」と言えよう。

となると、毎週ジャンプを買った瞬間を撮り続けていれば、1年において最もハッピーな自分に出会えるはず! ってことで今回は、1年間撮り続けた50週分の謎写真の中で、最もハッピーなのは一体どれか!?明らかにしてみたいと思うッ!

では、この1年間、毎週ジャンプを買った瞬間を

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自撮りし続けた写真を、1号から見ていこう。かなり異常なビジョンにはなるが、ハッピネスを求めなんとか見てほしい。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年1号(集英社)

まず最初の写真。コンビニでジャンプ1号を買った直後の僕。ジャンプを手にして幸せいっぱいなわけだが、表紙の「ヒロアカ」の2人のように腕を天に掲げたい気分、が伝わらない自撮りスキルであった。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年2号(集英社)

続いての号では、大好きな「呪術」の表紙を手にして、興奮で写真もブレてしまったのだね。たぶん。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年3・4合併号(集英社)

年末の合併号ゆえ、暗くて見えないが各漫画のキャラが表紙に大集合していて、暗くて見えないが、僕もとても嬉しそうなのであった。…ちなみに一方、実は都度、我が愛犬ももも、2ショット画像を撮って

ツイートしてたので適宜紹介していこう。飼い主と同レベルである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年5・6合併号(集英社)

久々のジャンプに大興奮している、のだが、暗すぎる。撮影クオリティーの悲惨さが予測される。

犬的にもドンマイである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年7号(集英社)

前号まで暗すぎたので、やや離れた明所で激写。表紙の「アンデラ」の2人同様、ピースしたいほど幸せな僕が伝わっていることを願う。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年8号(集英社)

また幸せすぎて撮影がおろそかになったか、暗さゆえ、ジャンプなのかどうかもわからない。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年9号(集英社)

また幸せなのだが、暗さゆえ、もはや僕なのかどうかもわからない。

 

…そして「週刊少年ジャンプ」2022年10号は撮り忘れた。

 

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年11号(集英社)

次クル落語漫画「あかね噺」が始まった号だが、僕だとわかるだけ、
撮影スキルは進歩したようだ。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年12号(集英社)

推し作家による問題作「地球の子」が始まった号で、さぞ嬉しそうだが、黒すぎる。目を暗順応させていこう。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年13号(集英社)

と、ハッピーな写真がたくさん並んでるはずなのだが、おそらく伝わっていないのがもどかしいダークネスさである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年14号(集英社)

ちなみに、ジャンプは毎晩のウォーキングの際に買っていたのだが、この時期は、暗所でも通行車から目立つようにと、白いジャンパーを着た格好をしていた。語感的にはジャンプにふさわしいと言えよう。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年15号(集英社)

そんな白いジャンパー姿で、毎週月曜に必ず、ジャンプを買いに現れるので、この頃、店員からは絶対、「白ジャンパー」とか呼ばれていたことだろう。まぁそれが地域に密着するということだ。(違う)

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年16号(集英社)

一方これでも、「ヒロアカ」のようなヒーロー気分になるほど、アガっているのである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年17号(集英社)

画質もJPGなのにGIFクオリティーに。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年18号(集英社)

もうただの不審者である。

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ももは安心してほしい。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年19号(集英社)

春になり、おかげで僕も表紙のように、春!満開である。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年20号(集英社)

たとえ雨でも歩いて買いに来る価値のある雑誌、それがジャンプ。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年21・22号(集英社)

今号は合併号ゆえ、各漫画のキャラが表紙に大集合で、僕もたいそう嬉しそうである。真っ黒だが嬉しそうなのである。

ももも複雑なようである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年23号(集英社)

すごいスマホを題材とした「すごいスマホ」っていうすごい(そのまま!)タイトルの漫画が始まったので、ついこれを撮るスマホも、すごく震えてしまったのだ。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年24号(集英社)

人気魔女漫画「ウイッチウォッチ」の女子との2ショットで、ちょっと緊張した面持ちである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年25号(集英社)

表紙の坂本たちのようなスーツ姿に、もう何年もなってないことに気づいた表情でもある。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年26号(集英社)

好きなロボコのアニメ化の喜びで、はちきれんばかりなのである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年27号(集英社)

この頃は、時期的にパーカーを着て歩き回っていて、毎週月曜にパーカー姿で買いに現れていたので、店員からは「パーカー」と呼ばれていた可能性は高いだろう。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年28号(集英社)

ネットでもバズった新連載龍女子漫画「ルリドラゴン」が始まるも、表紙の女子との温度さは否めない。

犬的には気にしないでいいことである。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年29号(集英社)

ワンピの映画推しの時期で、Adoとのコラボが公開された号だが、僕がイヤホンで聴いてるのは、もちろんミスチルだ。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年30号(集英社)

季節的にも明るくなり、ハッピーな僕がより伝わってることだろう。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年31号(集英社)

ちなみに僕が首に掛けてるのは、夜道を歩く際に便利な散歩用プチライトである。で、イヤホンも耳に付けていて、その聴診器感からも医者みたいになっていた。が、こんな医者いない。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年32号(集英社)

そして青空にも、ジャンプは映えるのであった。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年33号(集英社)

盛り上がるヒロアカの表紙も劇的で、僕もさぞ幸せなのであった。メランコリックだが、これ幸せなのである。

ももも暗めであった。
 

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年34号(集英社)

なんとジャンプとサンデーのコラボ表紙!という歴史的な号ゆえに、いつも以上に高揚しているのであった! これでも。

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(c)「週刊少年サンデー」2022年35号(小学館)

そんなコラボゆえ、この週はジャンプっ子にも関わらずサンデーも買ってしまい、禁忌的な買物に高揚しているのであった! これでも。

ももも高揚していた。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年35号(集英社)

ワンピ映画公開もあり、シャンクスが表紙で、新時代な喜びっぷりだと言えよう。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年36・37合併号(集英社)

夏の合併号となっていて、入手した幸せと共に、次週はジャンプが無い、という寂寥感が同居した面持ちなのであった。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年38号(集英社)

合併号後の久々のジャンプゆえ、手にした喜びも倍々なようである。

ももも感極まっていた。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年39号(集英社)

この時は珍しくジャスコ(イオン)でGETしたゆえに、繁華街ゆえのハメが外れた喜び方であった。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年40号(集英社)

入手できた興奮で、僕同様、シャツの犬も咆哮していた。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年41号(集英社)

めずらしく出社をした際の帰りでも、ジャンプを手にすればその疲れも吹き飛ぶのだ! 吹き飛んでいるのだ!

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年42号(集英社)

写真からも、表紙のニカのように自由闊達な気概が伝わってくる。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年43号(集英社)

「ヒロアカ」の暗い展開並みに暗い。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年44号(集英社)

人気青春漫画「アオのハコ」のようなフレッシュさが、皆無だ。

もも的にも同様だった模様。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年45号(集英社)

しかし、いっこうに自撮りのスキルが上がらないのは、なぜか。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年46号(集英社)

買う時間にはもう暗がりでの撮影になるので、これが限界なのだ!

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年47号(集英社)

さらには、夜ゆえコンビニのライトが逆光的になるのでこれが限界なのだ! と、いつしか悲惨画像の言い訳に終始しているが、

ついに連載が再開し、嬉しかったのであった。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年48号(集英社)

もはや風呂場で撮っているようだった。

 

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年49号(集英社)

もう闇取引である。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年50号(集英社)

ていうかコンビニって明るいんだね。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年51号(集英社)

そしてまた難しい漫画が始まり、複雑な気分だが、

ももも複雑そうであった。

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(c)「週刊少年ジャンプ」2022年52号(集英社)

そんなこんなでついに! 写真技術は一向に上達しないまま、一年で最後の号をGETすることができたのであった! お疲れ様でした!

…と、長きに渡り、地獄画像の羅列は大変恐縮でしたが、では一応

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今回の目的であった「今年一年で最もハッピーな写真はどれか!?」を明らかにすべく! それを明らかにできる、つまりは、僕がハッピーな状態ってどんな感じかがわかる、

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僕に詳しい家族のみんなに、その一枚を選んでもらうことにしよう! 家族なら、幸せそうな僕(息子)を、判断できるはず!

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やる気はさておき、いずれにせよ謎の事態だが、ジャンプを手に幸せそうな大量な息子を、無理やり吟味してもらった結果!

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最終的に、家族(特にはもも)が選び出した、今年一年で最もハッピーな僕の写真は、

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コチラだったのであった!

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ただ明るかっただけ、らしいけど、おめでとう! …まぁどれでもいいよね。というわけで、最高のハッピネスを求めたい方は、ぜひ参考にして、好きなモノを買い続けてみて頂けたら幸いです。ではまた。

 

はい、以上いかがでしたでしょうか、今週の「店先で自撮りするのは恥ずかしい」。みなさんも気をつけましょう。

飼い主同様 ジャンプ好きな犬。

 

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