多機能監視カメラ「eufyCam 2C」で動作検知テスト＆撮影した動画の画質・ファイルサイズ・バッテリー消費などを調べてみた

AnkerのスマートホームブランドであるEufyの監視カメラ「eufyCam 2C」は、動作検知やプライバシーゾーンの設定、警告アラート、通話などさまざまな機能を搭載しています。そんなeufyCam 2Cの動画画質やファイルサイズ、検知感度、バッテリー消費などについてレビューしました。

Eufy Security eufyCam 2C 1-Cam Kit
https://www.ankerjapan.com/collections/eufy-security/products/t8830

eufyCam 2Cのセットアップや、アプリを通じて使用できる各種機能については、以下の記事を読むとよくわかります。

ワイヤレスでフルHD録画可能＆ローカルストレージにデータを保存できる多機能監視カメラ「eufyCam 2C」を設置してみた – GIGAZINE

「動作検知」「プライバシーゾーン」「音声通話」「警告アラーム」など多機能監視カメラ「eufyCam 2C」で使える機能を試してみた – GIGAZINE

◆動作検知の精度チェック
eufyCam 2Cは撮影している範囲内の動体を検知して録画を行いますが、この動作検知精度をチェックする機能が搭載されています。設定画面から「動作検知」をタップ。

「動作検知テスト」をタップ。

すると、カメラが通常の撮影モードから動作検知のテストモードに切り替わります。

この状態でカメラが動体を検知すると、赤いランプが点灯します。カメラの前で歩いたり立ち止まったりすることで、どれくらいの動作で検知されるのか、あるいは検知されないのかをチェックできる機能となっています。

動作検知テスト中に検知感度を切り替えることで、どれほどの検知感度にすればいいのかを判断できます。あまりにもささいな動きで感知されるようであれば検知感度を下げ、撮影したいレベルの動きでも感知されないようであれば逆に検知感度を上げればOK。

実際に動作検知テストを行いながら、カメラの前を動いてみた動画がこれ。歩いてカメラの位置が動くたびに、カメラ正面の赤いランプが点灯するのがわかります。

Ankerの多機能監視カメラ「eufyCam 2C」がどれほどの感度なのかテストしてみた – YouTube
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テストしてみたところ、デフォルトの検知感度「4」では横に一歩動くと感知されますが、検知感度「1」にすると、ゆっくり横に動いても感知されないことが増えました。一方、検知感度「7」にすると、開いた足を閉じる程度の小さな動きでも感知されるようになりました。

◆撮影した動画の画質＆ファイルサイズ
eufyCam 2Cで撮影した動画は、録画映像保存用デバイスの「HomeBase 2」に保存されます。

HomeBase 2に記録された動画はアプリを通じて確認することが可能。

また、下部の「ダウンロード」アイコンをタップすれば、動画をスマートフォンに保存することが可能です。

実際にeufyCam 2Cで撮影した動画がこれ。前半はあまり音が入っていませんが、動画の終わり頃に子どもの大声が聞こえてくるので、音量の上げすぎには注意してください。

Ankerの多機能監視カメラ「eufyCam 2C」で実際に動画を撮影してみた – YouTube
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今回は2階の手すりにカメラを設置して、道路を上から眺め下ろすアングルで撮影しています。動画の画質はフルHD、画角は135度となっており、かなり広い範囲を撮影しても細かい部分まで見ることが可能。

フレームレートは15fpsであり、滑らかとは言いにくいものの不審者の動きをチェックするには十分です。

今回の動画では、スマートフォンで話しながら登場してみましたが、さすがに通常の音量での会話まではマイクが拾いませんでした。しかし、子どもの大声や側溝のフタを踏んだ時の音など、一定以上の大きな音は拾うことができました。なお、今回ダウンロードした動画の長さは19秒で、拡張子はMP4、ファイルサイズは2.76MBとなっていました。

◆バッテリー消費
今回のレビューではコンビニやマンションに近く、日中の人通りが多い道路に向けて丸2日ほど設置しました。その結果、設置時は100％だったバッテリー残量は48％まで減少していました。

eufyCam 2Cの公式サイトなどでは「バッテリー寿命180日分」と記載されていますが、これは「30秒程度の映像を1日あたり10件録画する場合」とのこと。検知結果の詳細を見てみると、検知されたイベントの合計数が2916件、誤検出として除外されたイベントが958件、録画および保存されたイベントが1958件となっていました。今回のように人通りが多い道路などに向けて設置した場合、想定されている録画件数を大幅に上回るため、バッテリーの消費が想定よりも早くなってしまうようです。