千葉県浦安市内の東京ディズニーランド(TDL)で行われたクリスマスのパレードに中年の男が突っ込もうとして、キャストらに制止される騒ぎがあった。
ツイッターに投稿された動画を見ると、男はノーマスク姿で連行された。県警の浦安署が、威力業務妨害容疑の現行犯逮捕を引き継ぎ、動機などを調べている。
沿道に座っていた男が突然、立ち上がり
男は、パレードの横で、仰向けになって暴れ、数人のキャストらが必死に取り押さえている。
トラブルがあったのは2022年12月13日。「ディズニー・クリスマス・ストーリーズ」のパレード中だ。
この騒ぎの中、パレードは続き、近くの客も座って静かに鑑賞していた。男は、少なくとも2分強は暴れていた。
男がキャストらに挟まれて連行される動画も投稿されている。それを見ると、男は、黒いジャンバーのようなものを着て、ジーンズを履いていた。マスクをせずに下を向いて、苦しそうな表情をしている。
TDLを運営するオリエンタルランドの広報部は同日、J-CASTニュースの取材に当時の状況を説明した。
それによると、15時43分ごろ、パレードの先頭がシンデレラ城前のルートに来たとき、沿道に座っていた男が突然、立ち上がってルート内に入ろうとした。これに対し、キャストら数人で安全のために男を制止して保護したという。安全を確認するために、パレードは約6分間停止になった。男を安全な場所に移してから、再開したとしている。
男は、バックオフィスに待機させ、浦安署員に引き渡したという。なぜパレードルートに入ろうとしたのかは、把握していないとした。
浦安署では同日、男は民間人によって現行犯逮捕され、同署が引き継いで、パレードを妨害した威力業務妨害の疑いで調べていると取材に答えた。通報を受けて、署員が駆け付け、男の引き渡しを受けたという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)