「飼いきれないし、殺すのもかわいそうだから湖に離してあげましょう」
もしそんなことを考えていたら、この写真を見て全力で考え直してほしい。
こちらの巨大魚は、先日フランスの湖で釣り上げられた“金魚”です。重さは約30キロで、平均的な10歳児の体重と同じくらい。
IFLSによると、この金魚は20年前にコイ業者が放流したThe Carrotと呼ばれる品種で、順調に成長してここまで大きくなったそうです。
釣り上げたのは、イギリスからやってきたアンディ・ハケットさんで、25分も格闘したのち、写真を何枚か撮ってからリリースしたんですって。
リリースしたと聞いて「ん??」と思ったのですが、ここはキャッチ・アンド・リリースを楽しむ場所になっているみたい。
金魚の放流は問題になっている
このケースは別として、ペットとして飼われた金魚の放流は、環境問題の観点からも止めるようにと呼びかける場所が増えています。
アメリカの各地で、自然界に放たれたコイや金魚が水底の蓄積物を巻き上げたり、その過程で水草を傷つけて成長を妨げたりなどして環境に悪い影響を与えていると問題視されているんです。
金魚は環境によってどんどんデカくなる
IFLSが伝えるには、金魚は小さな金魚鉢で飼育すれば小さいままで、大きな水槽にいれればどんどん大きくなるのだそう。用水路や池、湖なんかに捨てたらどうなることやら……。
The Carrotのように、コイとのハイブリッドなら逞しく何年も生きて子孫を増やしていくかもしれません。
どんな生き物も「最後まで飼えないなら最初から飼わない。どうしても手放さないといけないときは責任持って引取り手を探す」を徹底するのが大事ですね。
Source: IFLS