11月も中旬に入って、一気に冬の気配が増してきた。これからますます寒くなっていくというのに、当編集部にこの冬を越せない可能性のある男がいる。北海道出身、「北海の荒鷲」の異名を持つ男、あひるねこである。
彼はアノ北の大地で生まれ育ったというのに、今の時期でさえビビるほどの寒がりだ。もはや凍え死んでしまうのでは? と心配になってしまう。そこで! 優しい先輩とお馴染みのこの私(佐藤)があったかい飲み物を買ってきてやった。その時の彼の反応を紹介したい。
・後輩に白湯をおごる
彼に届ける飲み物は、今話題の「白湯(さゆ)」である。2022年11月1日からアサヒ飲料が販売開始(おいしい水 天然水 白湯:税込113円)しており、ネット上で注目を集めているのだとか。
そういえば、今年2月にはセブンイレブンでも販売してたんだっけなあ。白湯だけに、今ホットな商品である。
その日の気温は日中16度。それほど低くはないが、吹き抜ける風に冷たいものを感じた。当のあひるねこはもはや極寒にいるかの如し! 膝上にはブランケット、ケツの下にはホットカーペット。当然エアコンで暖房を浴びている。それでも小刻みに震える始末。
風邪をひいている訳ではなく、ただただ寒いのである。北海の荒鷲という呼び名からは、かなりかけ離れているように見える。こたつを与えたら最後、来春まで出られないタイプだな。
佐藤「お~い、あひちゃん(あひるねこ)。あまりにも寒そうにしてるから、あったかい飲み物買ってきてやったぞ~い」
あひるねこ「え? あ、ありがとうございます……」
佐藤「ジャジャーン! これであったまっておくれやす!」
あひるねこ「コーヒーですか。意外と気が利きますね」
佐藤「コーヒーは俺のだよ~。あひちゃんはこっち!」
佐藤「ちょっとコレ見て! 「湯」の上に「さゆ」って書いてあるぞ。細けえ! アサヒ飲料、やることが細けえ!」
あひるねこ「……」
佐藤「ほれ、遠慮すんな。俺のおごりだ」
あひるねこ「……さすがっすねえ……」
佐藤「苦しゅうない!」
佐藤「あったかいうちに飲めよ。グイッと! ほれグイッと!!」
あひるねこ「いただきます」
あひるねこ「ゴクリ」
佐藤「美味いか? 美味いか? 美味いだろ? 美味いよな?」
佐藤「どう? どんな味?」
あひるねこ「…………うまい」
佐藤「せやろ! 先輩のおごりの白湯は美味いよな!」
ってことで、寒い日は白湯を飲んであったまろうぜ! 白湯最高!!
~~ おわり ~~