これ、めっちゃ今っぽい。
今までアート流通市場では、コレクターや美術館などが中心となって売買が行なわれており、作品の保有権を持つことができるのは一部の参加者に限られていました。しかしそのような状況は、アート・NFT分散型プラットフォーム「STRAYM」によって変化を迎えつつあります。
「STRAYM」って一体なに?
STRAYMは、アート市場を拡大する目的で2019年12月にローンチされたアート・NFTの分散型保有プラットフォーム。100円からの金額で購入できる世界中のアート作品のオーナー権(共有持分権)を売買できるほか、オーナー権を100%購入すれば、現物の作品を受け取ることもできます。
ユーザーは厳選されたアート・NFTの中からお気に入りを見つけることができ、自分だけのアートコレクションポートフォリオを自由に構築可能。また、保有したアート・NFTを簡単に管理・資産形成できますし、VIPプログラムの獲得やコレクターが集まるコミュニティ「STRAYM JAM」への参加も可能です。
コレクターとアーティストにとって理想の活動場所になりそう
STRAYMのプラットフォームで出品・保管する上でのメリットはたくさんあります。例えば、アート・NFTの段階的・部分的な売却や出品後の買い戻し、保管や展示の委託といったことができます。美術館の場合はアートを展示したまま出品して資金調達までできてしまうんです。
また最近、新たに「オーナー権NFT」機能が追加されたことで、フィジカルアートやNFTアートのオーナー権を複数の利用者に分散できるようになりました。STRAYMいわく、フィジカルアート及びNFTアートに対して、分割したオーナー権NFT証明書を発行するプラットフォームは、世界初とのことです。
ちなみにオーナー権は別のプラットフォームでも売買可能。転売時にはロイヤリティがアーティストに分配されるため、創作活動を持続的に支えることにもつながります。
決済は日本円と暗号資産「イーサリアム(ETH)」に対応。メタマスク(暗号資産を保管できるウォレット)によるログインもできるため、その場合は本人確認書類の提出なしで利用することができます。
すでに動き出しているプロジェクトも
2022年11月末を目安に、東京発のファッションブランド「#FR2(Fxxking Rabbits)」が同ブランド初のNFTプロジェクトの第一弾として「#FR2® 『THE FIRST MASK」』Collaged by Kousuke Kawamura」のオーナー権NFTをSTRAYMでホワイトリスト保有者向けにプレセールするとのこと。また今回の販売を記念し、#FR2とSTRAYMのコラボTシャツも同時に販売されます。
最近では空間や乗り物、スキルなどさまざまなものがシェアされるようになりましたが、これからはアート作品も複数オーナーでシェアする時代なのかもな〜。
Source: STRAYM