川崎駅から通路で直結している商業施設、「ラゾーナ川崎プラザ」。
大きな商業施設だが、実はこちらの敷地内には神社があり、お祭りなどの日には御朱印も頂けるのだ。
神社があるのは、レストランが多く立ち並ぶ4Fフロア。フロアガイドにも「ラゾーナ出雲神社」としっかり記載があるのが少しだけシュール。
そしてこちらが「ラゾーナ出雲神社」だ。
出雲の名の通り、島根の出雲大社から大正5年ごろに分祀をした神社だ。つまり出雲大社で祀られているのと同じ神様を、ラゾーナ川崎プラザで参拝できちゃうってワケ。
商業施設の神様として出雲神社をお祀りするのは珍しい気がする。商業施設が祀る神様として、よく目にするのはご神徳が商売繁盛や五穀豊穣の稲荷神社など……。
というのもこの神社、もともとは商業施設の守り神ではなく、東芝の前身である東京電機の川崎工場の安全と繁栄を祈念して建立されたもの。
工場の跡地はラゾーナ川崎プラザへと変貌したが、ラゾーナ出雲神社はそれ以前の、工場だった頃をうかがい知れる遺構なわけだ。
そんなラゾーナ出雲神社が、ラゾーナ川崎プラザの秋祭りでは御朱印の授与も行っていると聞き、参拝に向かった。
到着して圧倒されたのが、秋祭りに参加する人たちの熱気。私は商業施設のお祭りというものをなめていたのかもしれない……。
中央のルーファ広場では盆踊り(盆は過ぎているけど公式に準拠)をやっていた。
噂には聞いてたけど今の盆踊りってすごい……。
米津玄師の『パプリカ』や荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』、BonJoviの『Livin’ On A Prayer』など、聴いたことある楽曲で踊り狂う盆オドラーたち。なんだこれ、夢……?
小さいお社だし、普段は人が常駐している神社ではないのでどういう風に授与するんだろう? と思っていたが、私が行った時は御朱印の初穂料を賽銭箱に入れ、賽銭箱の横に設置された引き出しから御朱印を頂くシステムだった。
念願の御朱印を頂いた。時間によっては2Fのルーファ広場でも授与を行っていたらしい。
御朱印を頂くともらえる挟み紙や、神社のリーフレットをつい集めてしまうんだけど、ラゾーナ出雲神社のものは年に数回しか授与していない御朱印につくものなのでレア度が高いのでは……。だから何だって話ですが。
今回の情報は令和4年の秋祭りの情報です。祭りの内容に変更が出る可能性があるので、出かける際には調べてから行ってみてくださいね。