ギタリスト布袋寅泰さんのギターには独特の幾何学模様が描かれている。
いわゆる布袋モデルだ。かっこいい。
だが、ずっと配管っぽいなとも思っていた。
配管が布袋モデルのような形だったら相当かっこいいんじゃないか。
グラフィックデザインとしてかっこいい
こちらが布袋モデルだ。
いちどは見たことがあるはずだ。アイコニックなデザインである。
これを塩ビ管で再現するのが今回の目的だ。布袋モデルかと思ったら塩ビ管、配管だと思ったら布袋モデル。ロックとインダストリアルの垣根をなくしたい。
塩ビ管は1mタイプと4mタイプがあった。4mのほうが割安だったが、4mだと会社の玄関から奥の社長室まで突き破りそうだったので短いほうにした。
(4mってどんなトラックで運んでくるんだろう)
この設計図が今回の企画の肝だ。
今年のゴールデンウイークに1日かけてイラストレーターでちまちま書いた。もうその時点で最高に楽しかった。
この設計図をもとにすると、塩ビ管 約4mと十字のパーツが8個、L字が22個、T字が15個があれば布袋モデルが再現できる。
パーツ同士をつなげるためには塩ビ管を短く切って中に入れる。
真似する人は参考にしてほしい。
あとは設計図に沿って塩ビ管を切ってつなげれば布袋モデル配管だ。作業のようすを動画で撮ってもらっていた住さんにも手伝ってもらって黙々と塩ビ管を切る。
あとはプラモデルのように組み立てるだけ
パーツが揃ったのであとは挿して組み立てるだけだ。プラモデルより簡単である。
ギターがやや大きいのは塩ビ管のパーツにあわせたためである。布袋さんは187cmだがギターはここまで大きくない。
やたらとスムーズにできていく。こんなにうまくいくことが僕の人生にあっただろうかと不安になる。
塩ビ管で再現、なんて机上の空論と思われたが、きちんと設計図を書いて寸法を測るとできるのだ。今日がおれの産業革命だ。
1本でもパイプの長さがずれていると全体が歪んでくるのだ。音楽のハーモニーのようだ。
模様がはっきりと分かるように黒い板を置いてみよう。
どう見ても配管なのにどこに感じるロックンルール。これが町にあったら僕は記事にするだろう。かっこいい配管として。
でも今の僕は答えを知っている。なぜなら布袋モデルだからだ。
立体になって斜めから見た布袋モデルは世界初の映像である。
グラグラするので接着します
パイプなので回転してしまい、そこからぐらつきはじめたので接着することにした。
夜までかかると思った工作は3時間で完成した。
下の板をギターの形にしようとしたが、むしろこの四角いほうがデザイン性の高さが際立つ。額装したい!とは現場での一致した意見である。
箱のような厚みのある額に入れてバーチャル背景のようなきれいなオフィスに飾りたい。
注)新・仁義なき戦いのテーマソングでお読みください。
笛にしてみた
楽器にちなんでパイプを笛にしてみた。熊よけの笛をパイプに仕込んでいるだけだが、布袋モデルの笛になった。
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曲はもちろんバンビーナである。