その新商品、なにもかもが目新しかった。まず商品名の『そば小僧』。パッケージ下部には、そばをすする忍者のような “小僧” が描かれており、タイトル部分には「信州 戸隠 つるっと もちもち 新食感!」とも。
さらに「食塩不使用で塩分が気になる方にも」や「波打ち麺の凹凸につゆが良くからむ!」とまで書いてあり、とにかく “いろんなことをやりました” 的な作品であることがうかがえる。これは試さないわけにはいかないだろう。
なんとなく、すごい昔の時代のファミコンカセットの箱のような雰囲気を醸しているパッケージであるが、作っているのは毎度おなじみ常連メーカー「おびなた」であり、当連載11回目の登場となる。それでは……
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
すごい波打ち麺だ!
8分(!)ゆでて……
完成。
して、そのお味は──
これはかなりいいね。インパクトとしては「木曽路御岳」くらいのレベルはあった。もちもち。つるつる。そしてコシ。これは本当に新食感! なにより食べていて楽しいんだよね。お子さんたちも絶対に楽しんで蕎麦を食べてくれると思う。
「家そば」か「外そば」かで言えば、味的には家なんだよなぁ。というのも、蕎麦の味、そんなにしないから。でも楽しい。本当に。意欲作。
なお、冷か温なら、これは絶対に冷で食べてほしい。“つるっと感” を冷で感じてほしいね。おいしかった、というより、おもしろかった! これまさに干し蕎麦界のファミカセだ! もっとこういうの作ってほしい!!
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24