パソコン作業のスピードをアップするために「マウス」を買うことにした。私は普段マウスを使っていないのだが、最新のマウスを使用した方が業務がはかどるかもしれない……と思ったからだ。ちょっと調べてみると、コンパクトで疲れにくいものも多いみたい。
Amazonで見つけたのは、Bluetooth(ワイヤレス)接続のペン型マウス。なんでも人間工学に基づいたデザインらしく、ペンのように持てるから疲れにくいうえに持ち運びやすいのが特徴なのだとか。実際に使ってみた感想は……思いっきりウソついてんじゃねえよ。
・Amazonで買ったワイヤレスマウス
中国から約3週間かけてやってきた商品の名前は「ワイヤレスマウス bluetooth ペン型マウス 無線 ペン型 bluetooth 静音式 光学式 持ち運び便利 コンパクト ミニペン 4ボタン 高精度 耐久性 腱鞘炎防止 省エネルギー 疲れにくい 小型 重量29グラム」。価格は2800円だ。
先にお伝えした特徴のすべてが商品名に入っている。おさらいすると「ワイヤレス」「Bluetooth」「ペン型」「持ち運び便利」「疲れにくい」というマウスだ。約3000円のマウスだし無理な注文ではないだろう。
ただ私はペン型マウスとやらを使ったことがないので、もしかしたら慣れるまで時間がかかるかもしれない。それでも慣れてしまえば作業効率が格段にアップするはず。
ちなみにカラーは3色(グレー・ブルー・レッド)、私はブルーを選んだ。説明には「高級感のあるマットな質感で、軽くて薄くて肌触りが良い」と書いてあったが、実物は安っぽいオモチャのようだった。たしかに軽くて薄い……肌触りは別に良くも悪くもない。普通だ。
形状的に先が細くなっている方を下にして使うのかと思いきや、説明書のイラストを見ると太い方が下らしい。
さらに商品ページに「電池内蔵」と書いてあったので充電式なのかなと思いきや、単4電池を1本使用するそうだ。なんだか怪しい香りが漂ってきたぞ。
フタの中にはUSBレシーバー(受信機)も入っていた。パソコンのUSBスロットにレシーバーを差し込み、2.4GHzの電波でマウスと接続する使い方だ。つまりパソコンにBluetoothが内蔵されていなくても無線接続ができるってわけ。
・なめんなよ
そろそろ購入者からの評価を紹介したい。コメントは2件で「なめてる!」「Bluetooth非対応」というタイトルだった。内容は「ボロボロの箱」「Bluetoothに対応していなくて使い物にならない」「最悪です」といった感じ。どうやらこいつ、Bluetooth非対応らしい。
一応、会社に持って行ってBluetooth接続しようと思ったら一切反応せず。業務の効率化どころか余計な時間を使ってしまった。商品名に「Bluetooth」という単語を2度も使っていてBluetooth非対応なのは完全にナメてる。
・レシーバーを入れたら使える
もちろんUSBレシーバーを差し込んだらマウスを使うことはできたぞ。
とりあえず1時間程度使ってみた感想は、ペン型なので文字を書くように細かい操作ができるかも……と期待していたものの、反応がいまいちで使いにくい。
とくにクリックはなかなか認識されず「使い続けよう」とは思えなかった。慣れたとしてもマウス無しの方が格段にスムーズだろう。ペン型のマウスを否定しているわけではなくて、今回買ったマウスの性能がビミョーだっただけである。
調べたところ、ペン型のマウスはもっと色々あるので興味があれば別のショップで探してみてほしい。とにかく商品名で嘘をついたのは「喝(かつ)」だ! 評価はもちろん1、現場からは以上です!
参考リンク:Amazon「ワイヤレスマウス bluetooth ペン型マウス 無線 ペン型 bluetooth 静音式 光学式 持ち運び便利 コンパクト ミニペン 4ボタン 高精度 耐久性 腱鞘炎防止 省エネルギー 疲れにくい 小型 重量29グラム」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.