珈琲館のモーニングを全制覇しようとしたが…あるセットが最高すぎて全く進まない

ロケットニュース24

本記事の内容は「仕事をぶん投げたことに対する言い訳」と言えるかもしれない。その批判は甘んじて受けよう。

ただ、私に言わせれば「事故」である。もし私に悪い点があるとすれば、あのセットを1番最初に注文してしまったことだけだろう。

・恒例のぜんぶ食べる企画

経緯を簡単に説明しておくと、本サイトでは「○○をぜんぶ食べる企画」をよくやっている。たとえば、コメダ珈琲店の新作ケーキだったり、スシローのキャンペーンに登場するお寿司だったり。

対象の全メニューを自分の舌で確かめることで、読者のみなさんにオススメを伝える目的で実施することが多い。今回もまた、私は珈琲館のモーニング5種を全制覇しようとした。


「もっと評価されていい」との声もある珈琲館。そのモーニングは上の通りで、パッと見たところ特に変わった点はない。強いて言うなら、ホットケーキセット(780円)だろうか。よし、全制覇の1発目はコレにしよう!


──と軽い気持ちで頼んだのが失敗だった。次の日、私は「今度はホットドッグでも制覇するか」と思って入店するのだが……。


いざ店員さんが注文を聞きに来ると、「ホット」のあとに「ドッグ」と続かず、口が勝手に動いて「ケーキ」と言ってしまうのである。

不思議で仕方がない。こんなことを言うのはアレだが、ホットケーキ自体を死ぬほど美味いと思っているわけではない。また、特に珍しいホットケーキではなく、昔からある “ザ・定番” のスタイル。


むしろ見た目は地味で、プレートにはホットケーキのほかホイップクリームとミニコーヒーゼリーが乗っているのみ。彩り的にはやや物足りないと言えなくもないのだが……それだけに安心感がすごい

落ち着く味&たたずまいと言おうか。シンプルだからこそ味わえる贅沢と言おうか。とにかく、そのホットケーキで始める1日が最高すぎたのだ。


・不可抗力

言ってみれば、逆トラウマ。以降、珈琲館に入店すると、私の脳内では自動でフラッシュバックされる。ホットケーキにシロップをたっぷり絡め、コーヒーで流し込む画(絵)が。


必然的に入店2秒でホットケーキの口になってしまうため、なかなか他のメニューに踏み込めないのである。

このような経緯があり、珈琲館のモーニング全制覇企画は遅々として進まず。すごろくで「1回休み」を何度も食らったかのように、私はホットケーキの目から一向に動けない。動く気がないのではない。動けないのだ

つまるところ、それほどまでに珈琲館のホットケーキモーニング沼は深いから、みなさんお気をつけいただきたい。

──以上、沼に沈みながらの報告でした。

参考リンク:珈琲館「モーニングメニュー
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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