2022年4月15日の記事を編集して再掲載しています。
おんぼろパソコン捨てるの、ちょっと待ったー!!
負荷の軽いChrome OSをWindowsやIntel Macで楽しめる「Chrome OS Flex」がGoogleから出ました! ダメ元でこれを試してからでも捨てるのは遅くないですよー。
Chrome OS Flexとは?
Chromebook以外のパソコンをChromebook化する無料OSです。 ChrominiumOSがGoogle純正のChromeOSと非純正のCloudReadyに分かれて進化後、GoogleがCloudReadyを買収することでCloudReadyをFlexとしてリリースしました。今のところAndroidアプリは使えませんが、それを除けばChrome OSそのものです。
何が変わるの?
WindowsもmacOSも年々重くなってディスクの空き容量は減るばかり。老朽マシンは最新OSにアップデートした途端、動作がもっさりしてクラッシュしやすくなったりします。
でもChrome OS Flexならブラウザに毛の生えたようなOSなので、そんなに容量はかかりません。キッツキツだった空き容量にゆとりができて、動作がキビキビ蘇ることも考えられるというわけです。
システム要件、導入前の注意
もちろんWinやMacのアプリは使えなくなりますし、まだ動作が不安定でバギーな早期アクセス版です。導入するなら、物置きで眠ってる昔のPCや、ネットで安く買える型落ち低スペックMacなど、本当に捨てても構わないパソコン、使えなくなっても困らないパソコンにします(できればトラックパッドがマルチタッチできるものに)。
あと、導入前に大切なデータはすべて外部にバックアップ保存しておきましょうね。Googleが認証を予定している機種の覧はこちら。システム要件は次のとおりです。
・ IntelまたはAMD x86-64以降
・メモリー4GB以上、ストレージ16GB以上
・USBドライブからの起動が可能
インストール手順①インストールドライブを作成する
1. USBフラッシュドライブかSDカード(データを消去しても構わない、8GB以上のもの)を任意のパソコンに挿入(導入先のパソコンじゃなくてもいい)
2. 「Chromebookリカバリユーティリティ」にアクセスして「Chromeに追加」をクリック
3. ポップアップ画面で「拡張機能を追加」をクリック
4. Chromeブラウザ上部のパズルのアイコンを押してリカバリユーティリティを立ち上げ、「Chromebookのリカバリメディアの作成」で「始める」をクリック
5. 「Chromebookの識別」という画面になるのでメーカーは「Google Chrome OS Flex」、製品は「Chrome OS Flex (Developer-Unstable)」を選んで「続行」を押す
6. 「リカバリイメージの作成」で「今すぐ作成」をクリック
7. USBドライブに必要なファイルがダウンロードされる間、しばらく待つ
8. 「作成が完了しました」と表示されたらインストールドライブ完成! もう抜いても大丈夫
インストール手順②古いパソコンにFlexを導入する
1. 作成したリカバリメディアを古いパソコンに挿入
2. WindowsはF2やEscやDel、MacはOptionキーを押しながら電源ボタンを押すとBIOS画面が開く
3. 画面下部のBoot Menuでリカバリメディアを選ぶと、「CloudReady 2.0へようこそ」と出る(Flex導入ではまだCloudReadyを使ってるのね)
4. 「開始」をクリックすると、2つのオプションが表示される
5. 「試してみる」を選ぶと、データを消去せずにChrome OS Flexを触って画面や周辺機器の確認が可能(機能制限あり。自動更新もない)
6. 「CloudReady 2.0をインストール」を選ぶと、Chrome OS Flexがすべてインストールされ、古いパソコンに保存したデータはすべて消去される
7. 処理完了のメッセージが出たら、USBドライブを抜いて再起動するこちらの動画の手順が詳しかったです。
これでおしまい!もうChrome OS Flexのマシンになってます。Chromebookみたいに、Googleアカウントにログインして使ってみましょー。不明点は公式ヘルプガイドでチェックできます。