イラスト依頼サイト「Skeb」の創業者なるがみ氏が、同サービスでの現状でのAIの利用禁止について、Twitterで自らの考えを表明し、利用者を中心に話題になっている。
最近は画像生成AIが多数登場し、人力で描かれたイラストと見分けがつかないそのハイクオリティさが話題になることもしばしば。Skebは以前からAIが作成したイラストを認めないことをクリエイター向けのガイドラインに記載しているが、画像生成AIの精度が上がるにつれ、イラストの作成依頼にAIで対応する絵師が出現する懸念もある。今回なるがみ氏が示した考えについては、全文はリンク先のツイートをご覧いただきたいが、「混乱期に利用を認めると、サービスコンセプトを勘違いする人が現れたり、不正送金の温床となったり、スタッフのコストも跳ね上がる」などと、「ツールとしてのAI」も含めてAIの利用を現在認めていないことを説明。その一方で「クリエイターにとってメリットがあるなら積極的に採用する」とし、具体例として「クライアントが文章では伝えにくいリクエストについて、AIにラフを作ってもらい、資料としてクリエイターに渡す機能」を例に挙げている。なお、同氏いわく、これらはあくまでも「現状」とのことで、将来への含みをもたせたものとなっている。