2022年9月16日に発売された「iPhone 14」シリーズは最大4K60fpsでの動画撮影が可能なほか、新たに撮影時の手振れを補正する機能「アクションモード」が利用可能になるなど、ビデオ撮影機能も充実しています。そんなビデオ撮影の実力を実際に映像を撮影して確かめて見ました。
iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Max – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/iphone-14-pro/
まずはアクションモードがどれほどのものなのか確かめてみます。アクションモードをオンにするには、カメラアプリを開いて動画撮影モードにし、右上の人が走っているようなアイコンをタップすればOK。最大2.8K、24fps・30fps・60fpsで撮影できます。
実際にアクションモードをオンにして撮影してみました。左がiPhone 14 Pro Max、右がiPhone 14で撮影した映像です。
iPhoneの手振れ補正機能「アクションモード」の実力を確かめてみた – YouTube
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動画では、階段を駆け下りたあとに傾斜のない地面を走っています。アクションモードをオンにすると特に階段を駆け下りるシーンでの違いがわかりやすく、まるで地面から浮いた状態で降りているかのような映像を撮影できました。
ただしアクションモードの撮影には光を必要とするようで、夜間での撮影には不向きです。以下は同じ場所を撮影した2つの映像から画像を切り出したもので、左がアクションモードオン、右がアクションモードオフのものになっています。街灯に照らされた市街地でも、アクションモードをオンにするとかなり暗い映像になってしまいます。
続いて「iPhone 14」と「iPhone 13 Pro」も用意し、映像の質を比較してみました。iPhone 14 Pro Maxは4K60fpsで、iPhone 13は4K30fpsで撮影しています。
「iPhone 14 Pro Max」の画質を「iPhone 14」「iPhone 13 Pro」と比較してみた – YouTube
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iPhone 14は望遠レンズを搭載していないため、拡大したときの撮影を苦手としています。その実力はビデオ撮影でも明らかで、3倍に拡大して撮影すると、白い水しぶきがかなり粗く捉えられてしまっているのが分かります。
次に夜間の映像撮影を行ってみた様子を以下の動画で確認できます。
「iPhone 14 Pro Max」「iPhone 14」「iPhone 13 Pro」で夜間の動画撮影を行ってみた – YouTube
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iPhone 13以降のモデルでは、撮影した映像のフォーカス対象をあとから変えることができる「シネマティックモード」が備わっています。カメラアプリに「ビデオ」とは別に「シネマティック」という撮影モードが用意されているので、これを選んでからまずは撮影。最大1080p(30fps)で撮影できます。
撮影した映像を「写真」アプリから編集すると、以下のように「シネマティック」と表示されるのが分かります。
被写体をダブルタップするとそこにフォーカスが合い、、その被写体を自動で追いかけてフォーカスを合わせ続けるAFトラッキングが利用できます。また、フォーカスが合ったことを示す黄色い点が画面下部に表示されます。
被写体をロングタップすると、カメラから特定の距離のポイントにフォーカスを固定する「AFロック」を利用できます。このようにシーンごとにフォーカスを合わせることで、ぼかしを自由自在に変化させる映像を作成できるようになります。
被写界深度の調整ボタンをタップすると被写界深度の調整が可能。絞り値を2~16まで変更できますが、この設定は映像全体に適用されるため、撮影した動画の一部のみ被写界深度を変更するといった使い方はできません。
映像の一部をシネマティックモードで編集したものは以下から確認できます。
撮影した映像のフォーカスを後から変えられる「シネマティックモード」を「iPhone 14 Pro Max」で試してみた – YouTube
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