ワークマンのキャンプ用品の中で最も手に入りにくい商品の1つが、軽くて暖かくてストレッチ性抜群のフュージョンダウンをそのまま寝袋に採用した「フュージョンダウンシュラフ」である。2022年春に登場して爆発的にヒットした神アイテムなのだが……
人気がありすぎて全然買うことができないため、ほとんど幻のような存在だった。しかしこの度、どうにかWEB限定で登場した2022年秋冬バージョンの『フュージョンダウン + シュラフ』をゲットできたので……人気商品を購入する方法と使い心地を説明したい。
・フュージョンダウンシュラフ
最初に言っておくと、WEB限定『フュージョンダウン + シュラフ(7800円)』は、現在(2022年9月6日時点)完売状態である。たまに入荷されるものの、チャンスを逃すとすぐに売り切れてしまうので、購入希望の方は入荷のタイミングを狙っておく必要があるのだ。
そこで活用したいのが「入荷案内申し込み」である。名前のとおり、在庫切れの商品が入荷した際にメールで案内されるというサービス。会員登録(無料)をすれば利用できるのでぜひ覚えておいてほしい。毎日サイトをチェックするより楽だし確実だ。
・WEB限定版
さて先述したように、私が手に入れたのは2022年秋冬バージョンの「フュージョンダウンシュラフ」である。2022年春バージョンとどう違うのだろうか……公式サイトによると「吸湿発熱わたの配分を増やしました」という。
もともと「ダウンの保温力」と「吸湿発熱わたの発熱性」で体を温めるのが特徴らしい。つまり湿気を吸って発熱するから蒸れにくいのだ。ダウンのような暖かさと軽さはもちろん、ソフトで着心地の良い耐久撥水加工も施されていて7800円はかなり安いと言える。
もう少し詳しく見ていく。本体サイズは縦220センチ、横70センチ(足元幅35センチ)で快適使用温度は5度、使用可能温度は0度とのこと。
以前に1500円で購入した「BASICスリーピングバッグ」が封筒型だったのに対し、今回の「フュージョンダウンシュラフ」はより本格的なマミー型(ミイラみたいなスタイル)である。保温性が高く、寒い時期のキャンプにも使えるのがマミー型だ。
・アウトドアブランドと比べてどうか
ちなみに約4倍の価格で7〜8年前に購入したアウトドアブランドの寝袋(軽量コンパクトながら高い保温性を備えていて年中使える優れモノ)と比較すると、収納時のサイズがややワークマンの方が大きいのが分かる。
また、アウトドアブランドの方が縫製がしっかりしている印象。ファスナー部分に少し価格の差が感じられた。とはいえワークマンも生地を噛むことはなく、体を入れた状態でもスムーズにチャックを上げ下げできたことは記述しておきたい。
もう1点、アウトドアブランドはコンパクトな割に中が広く感じられた(ストレッチ性があり足が好き勝手に伸ばせた)が……
ワークマンは狭いと感じるほどではないけど “イメージ通りの広さ” だった。まあ十分である。
・コスパは間違いなく最高
てか、価格差を考えたらワークマンの大健闘と言えるだろう。7800円で本格アウトドアブランドと張り合えるワークマンがヤバいのだ。とくにアウトドア初心者の方は、とりあえず悩んだらワークマンでOK。高機能・低価格なのは間違いない。コスパは最高である。
んで、おそらく大人気のダウンをそのまま寝袋にしたから寒さも問題ないはず……いや、また寒い時期に使用したリアルな感想をお伝えしたい。とりあえず興味のある方は「入荷案内申し込み」をして待っててくれよな!
参考リンク:ワークマン「フュージョンダウン +(プラス)シュラフ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.