【衝撃】北海道の道の駅CMに出演するイケメン外国人ダンサーの詳細がヤバすぎた…

ロケットニュース24

北海道民の方にはお馴染みかもしれないが、とある道の駅のテレビCMがヤバ過ぎる。どうヤバいかっていうと……良く言えば超絶に印象的。悪く言えば、ぶっちゃけ意味がわからない。

なんていったって謎の外国人男性が情熱的に踊り狂っているのだから!

テレビCMといえば、一般的には企業の顔として扱われるもの。一体どうしてこうなった? っていうか、彼は何者なの!?

・突然の外国人男性

やってきたのは北海道の東寄りにある街、厚岸(あっけし)町の『道の駅 厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル コンキリエ』。北海道旅行中の筆者が偶然立ち寄った、特産である牡蠣が人気の道の駅だ。

寒い地域特有の2重扉になっているエントランスで気になるものを発見した。


それがコレ。

道着のような服をはだけた男性の等身大パネルだ。


スポーツ刈りという洒落っ気のない髪型だが、そんなことは感じさせないぐらいにイケメン。下腹がチラリと見えてなかなかセクシーである。

地元で活躍するスポーツ選手だろうか。玄関から飾られているっていうことは人気なんだろうな。

──そう思いながらパネルを眺め、男性に関する詳細を知ろうとしたのだが……ない!


名前すらどこにも書いていないのだ。

君の名は?


手に持っている牡蠣型のパネルにも、道の駅満足度ランキングで賞をとったことしか書かれていない。美味しいご飯が食べられるのは素晴らしいこと。だが、今知りたいのはそれじゃない。


──ところが道の駅の店舗に入った筆者はさらに困惑することになった。

なにしろラウンジスペースにも等身大パネル、


飲料売り場にオリジナルミネラルウォーター(税込120円)、


トイレにステッカーが貼られ、


極めつけは、土産物店の牡蠣醤油コーナー。男性が激しくセクシーに踊るコンキリエのテレビCMがエンドレスで流されていたのだから。

本州在住の筆者にとっては初めて見た映像だったが、今でも目をつぶれば彼のダンスが蘇るほどに強烈であった。


そして一番ヤバいのは、すべてをじっくり見ても男性に関する情報が何一つ得られなかったこと。「ワンモアタイム!」じゃないよ。こちとら「フーアーユー?」だよ。

っていうか、着ていたのは道着じゃなくてノースリーブのパーカーだったんだな。おそらく厚岸町に関連するダンサーなのだろう……たぶん。きっと。


・衝撃の事実

あまりにも気になったので、物産店でレジを打ってくれた女性に尋ねてみることにした。


筆者「この道の駅の色んなところに掲示されているダンサーの男性って、厚岸町のダンサーなんですか?」

店員「申し訳ないのですが、この人が誰なのか、私たちにもわからないんです

筆者「ヘェッッッ!?!?!?」


大げさでもなく脚色でもなく、思わず変な声が出た。だって、考えてみて欲しい。

これだけ大々的に等身大パネルやオリジナル商品まで作られている男性ダンサー。「何者なのか知らない」と従業員が言っているのだから。


筆者「知らないって本当ですか? どういうことなんですか?」

店員「言葉通りの意味で、彼がどこの誰なのかまったく知らないんです」

筆者「オリジナル商品まで販売されているのに……誰かわからない?」

店員「本当に、わからないんです」


・広報担当者も「知らない」

いつもはなんでも信じちゃう筆者だが、今回ばかりはさすがに「ウソだろ」と思った。騙されたんじゃないだろうか。

男性は2018年以降 5回コンキリエのCMに出演し、大胆でセクシーなダンスを披露し続けている。

数年にわたる出演歴があるならば、さすがに広報担当者ぐらいは名前を知っているんじゃないだろうか。そう思って運営元に問い合わせてみたのだが……答えは変わらなかった。


担当者曰く、「ダンサーの男性は制作会社の方が選んだ有料の動画素材なので、我々コンキリエの人間は彼に関する情報を一切知りません」ということ。なんだソレ~~~っ!?

ちなみにCMは毎年春に新しく作ることが多いのだという。2022年の最新作はというと……

ニコニコ動画を連想する流れるコメント。背景にはコンキリエ。のどかで美しい海沿いの風景だ。


──と、突然激しくダンスする彼が現れた。「かきの街 厚岸」を情熱的にアピールする。


最後は服を脱ぎ、筋肉でアピール。ゆるキャラの「オーイ★スター君」と「うみえもん」も登場。厚岸町オールスター的なアツいCMであった。


なお一連のCMは「癖になる」「嫌いじゃない」「インパクトが強すぎる」と一部のネットユーザーから好評な模様。

オリジナルミネラルウォーターまで発売するぐらいだから、間違いなく人気なのだろう。厚岸町とは微塵も関係ないキャスティングであるにも関わらず、だ。

最初に彼を起用した制作会社と、この突拍子もない案にGOを出した偉い人、どっちもすげぇぇ~~~っ!! っていうのが率直な感想。なにより彼自身も、まさか自分が日本の道の駅の “顔” として人気を集めているとは思ってもいないことだろう。

参考リンク:厚岸味覚ターミナル コンキリエ
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

Source

タイトルとURLをコピーしました