こちらのパッケージの「ざる」以降の二文字。「そば」とフリガナが振られている。達筆だなぁ〜。いったいどうして、「蕎麦」が「我む」みたいな文字になるんだろう……と調べてみたら、全然「我む」ではなかった。
こちらの「我む」みたいな文字、実は「楚者」から派生した、今では使われていない “ひらがなの一種” であるらしい。詳しいことは記事末の参考リンクを参照してほしいが、楚者 → そばと読むそうな。へぇぇぇ。
それはさておき、パケ裏チェック。とりわけ珍しいところはないが、特筆するならば、当連載初の千葉県勢であるということが挙げられる。また、毎週抽選で100名様にハンカチをプレゼントしていることにも注目だ。それではさっそく……
デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……
5分ゆでたら……
ハイ完成。
して、そのお味は──
うん、おいしい家。「美味しい家そば選手権」だったらど真ん中ストライク入るくらいの逸品。調理参考例では、何もかかっていない純粋な「もりそば」であるが、こういう蕎麦は、具ありのつゆなり、天ぷらなり、何かしらの助けがあった方が良い蕎麦であると私は思う。
主役はつゆなり、具なり、薬味なり。一歩下がって、脇役に徹する蕎麦だ。
私は最近、蕎麦をジャッジした後、残った蕎麦を「なめし(なめこおろし)」や「おろし」でフィニッシュするのに凝っている(楽しみでもある)のだが、やはり、なめこおろしを際立たせる「1歩下がった仕事」をしていた。こういう蕎麦も、使い分けられるようになりたい。
参考リンク:Wikipedia「そ (楚の変体仮名)」「は (者の変体仮名)」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24