【びっくりドンキー編】チェーン店のかき氷食べ比べ! コメダに勝るとも劣らない大ボリュームに死にかけた話

ロケットニュース24

チェーン店のかき氷食べ比べ、今回は「びっくりドンキー」だ。全国で期間限定メニュー「イチゴ雪氷」を提供中。

最初は「ドリンクかな?」と思ってスルーしかけたのだが、いやいやどうして。立派なソフトクリームであった。

……繰り返すが、立派なソフトクリームであった。それは「かき氷」の定義を揺るがす1品だったのだ。


・「イチゴ雪氷」税込600円

フレーバーはイチゴのみ。サイズが選べ、通常の「イチゴ雪氷」(税込600円)と「びっくりイチゴ雪氷」(税込1100円)がある。

味を選べないのはつまらないなぁと思った筆者であったが、半時間後には「1種類でよかった……!」と神に感謝することになる。

テーブルに届いたのはジョッキ! そこに天高くソフトクリームが鎮座している。


普段は冷たいドリンクがなみなみと注がれるだろう正真正銘のジョッキである。持ち上げると手にずしりとくる重さだ。

まぁ、厚手でボリュームのあるグラスなので、ほとんどがガラスの重さだ…………と思いたい。


側面からは美しいグラデーションが見てとれる。涼しげ~!!


グラスをすっぽりおおうように、上半分くらいがソフトクリームなので、それを片づけない限り氷にはたどり着けない。「いやぁ困ったなぁ~」とうれしい悲鳴が出るだろう。

「北海道ソフトクリーム」の美味しさは鉄板。後半になるにつれ慣れてしまうのだが、ひとくち目の「あ、美味しい!!」という感想は毎回のことながら新鮮。濃厚でまろやかなのに、しつこさがなく軽い味わい。牧場で食べるソフトのようだ。

細長~いソーダスプーンを差し入れ、下層まで掘り進んでいくと、ようやく氷が登場する。


この氷、「ふわふわ食感と雪のような口どけ」と表現されているのだが筆者の印象は少し違う。フワフワ系にもガリガリ系にも分類されない、新種のサラサラ系である。

スキー場でいうならパウダースノーのような。サクサクとしたフリーズドライのフルーツのような。

理解した。ソフトクリームと一緒に食べることを想定しているんだ! 主役はソフトといってもいい。果肉感たっぷりのイチゴソースと合わせれば最強だ。

それにしても……掘っても


掘っても


掘ってもソフトクリームがなくならない。口径10cmほどもあるジョッキいっぱいに詰められたクリームを想像していただけるとよい。なんという贅沢!

すきまからスプーンを入れて氷は順調に減ったので、「冷えすぎる!」とはならなかったのだが、これだけ大量の乳脂肪分を筆者の胃がどう処理するのかは未知数だ。もう天に運命を任せるしかない。小さい頃からシェイクを飲んだだけでお腹を壊し、最近では加齢による胃弱もあるので無事でいられるとは思えない。

途中で真剣に「やばい、食べきれないかもしれない」と冷や汗をかいたのは、コメダに次いで2回目だ。必死の思いで完食した。2種類とか3種類とかなくて、本当~によかった。

しかも冒頭に記したとおり、これは「小さいほう」だからな。ちょっとどうかしてる。


・提供は8月30日まで

ソフトクリームやバニラアイスなど、クリーミーな冷菓が好きなら大満足の1品である。「多いよ~」「いい加減にしてくれよ~」と思いながらもニヤニヤしてしまうのは、そのサービス精神が嬉しいからだ。足りなくて困るよりも、多くて困るほうが幸せに決まっている。

「逆写真詐欺」とも呼ばれるボリュームかき氷といえばコメダ珈琲店だが、その牙城を崩すに十分の実力であった。

8月30日までの期間限定なので、まだの方は8月中に! 我こそはという猛者は、ぜひ「びっくり」サイズのほうにチャレンジしていただきたい。ひとりで食べきれたら結構自慢できると思う。


参考リンク:びっくりドンキー
執筆:冨樫さや
Photo:PR TIMES、RocketNews24.

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