北海道はでっかいどう! そんなフレーズを聞いたことがあるが、どうやらデカいのは土地だけじゃないらしい。こういうのも、札幌中心部(西11丁目)にある「餃子坊 猿」の餃子がマジのマジでデカいのだ。
実物が餃子のセレクトショップ「餃子図書館」から当編集部に送られてきたことでその存在を知ったのだが、通常の餃子と比べたら3倍……いや、もっとありそうな大きさで重さの方もズシリとヘビー級。どうやって食べたらいいんだコレ……!
・北海道のジャンボ餃子
なんでもそのジャンボ餃子は百福餃子というそうで、特長はなんと言っても大きさ!
成人男性の拳くらいの横幅で「ドーーーーン!」という喪黒福造ばりの効果音がしっくりくるようなジャンボサイズだ。一体どれくらいあるのだろう、気になったのでメジャーで測ってみたところ……
なんと横幅10cm!!
手作りなため個体差もあるのか、ちなみに公式サイトでは13cmで重量は約100gと書かれていた……が、どちらにせよデカい(焼いたサイズかも)ことには変わりない。そしてそんだけ大きければフライパンに入る量も限られており……
たった6個でパンパン
まさしく、フライパンのスキマをお埋めいたします状態となってしまった。小さめのサイズであれば20個ほど焼けるのを考えたら、どれくらいヤバいサイズなのかお分かりいただけるだろう。
ただ、あまりにも大きいため5分程度の蒸し焼きでは完成しない。水分が蒸発してきたら再度熱湯を注ぎ、これを2回繰り返して……
ようやく……
完成と全工程はおよそ15分かかってしまう。この餃子を食べたいときは本腰を入れて餃子モードに入るべし。
・ジャンボ餃子を実食
さて、出来上がり直前にごま油を一回ししたこともあって、いい匂いが部屋に充満。もはや食べる前から絶対にウマいことがビシバシ伝わってくるが、実際に味わってみるとしよう。まずは編集長のGO羽鳥からGOすることに。
GO羽鳥「とてもじゃないけど一口じゃいけないよ。普通の餃子の3個分くらいはあるのかな。おぉ……こりゃあウマいな。餃子を食べているというよりも肉……いや、デカいロールキャベツを食べているような感覚だ。
あるいは焼き餃子なのに水餃子みたいな感じもするね。皮もウマいし、とにかく肉を食べたい人なんかは気に入りそう。なんだか日本の中華街に来たような感じだね。そして生姜が効いているからなのか後味が爽やか。面白い餃子で結構好きっすね」
続いて私も食べてみる。いざ箸で持つとプルプル震えてしまうような重量で、餡がみっちり詰まっているのがよく分かる。そして噛めば肉汁がドバッと出てきて、餃子を食べているというより焼き小籠包のような感じがした。とにかく食べ応えが物凄い!
皮のパリパリとモッチリ具合も申し分なく、旨味をジワジワと感じる……一発でホームランというよりもヒットを積み重ねて得点……めっちゃホームランを打ちそうに見えて実は安打製造機タイプではないだろうか。フタを開けたら思っていたのと違って繊細な餃子ではあったが、これはいいものである。
・すべてが規格外
一口サイズというジャンルの餃子の真逆を行く「アゴ外れ系餃子」とでも言おうか、すべてが規格外だった「餃子坊 猿」の餃子。国産でなくアメリカ産の肉を使用しているあたりも、肉肉しさをブーストさせているような気がする。
なお、公式通販での価格は15個で2980円、20個で3980円、30個で5980円となっている。もはや米いらずのボリュームなので、餃子で肉をトコトン感じたい人は一度試してみるべし。北の大地は餃子もでっかいどう〜!