5つの回転するLEDファンにより生み出される光の芸術がまるでCGのよう

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LEDで表現した光アートを、アートと同期して動くロボットアームにより映し出した映像が公開されています。1テイクで撮影されており、CGなどは一切使っていないそうです。

ROW: Signals for Space on Vimeo
https://vimeo.com/535964694

ROW: Signals for Space on Vimeo
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空中に映し出された光は離合を繰り返し、円や直線などさまざまな図形を描き出します。


光の動きにカメラも追随し、さまざまな角度から動きを捉えています。


この動画は宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンの人類初の宇宙飛行から60周年を記念して2021年に制作されたもの。個別に制御された回転する5つのファンを用いて光を生み出し、産業用ロボットを使って1テイクで撮影されているとのこと。

制作中の映像は以下の投稿から確認できます。ロボットアームが非常に滑らかに稼働しているのが分かります。


この映像を制作したのは、2013年に結成されたアーティスト集団「TUNDRA」です。TUNDRAの作品の背景にあるコンセプトは、「テクノロジーと自然の混合によって表現されるカオスと秩序のバランスを模索し、表現しきれないものを新しい形のアートで表現する」というものです。

TUNDRAは「新しく登場したテクノロジーを使い、創造性というレンズを通してその意義を検証することで、人間の視聴覚知覚の共感覚的な側面を探求しています。私たちは、サウンド、ビジュアル、スペース、テクノロジーを融合させ、急速に変化する環境のコンテキストと対話するためのツールとして使用しています」と述べています。TUNDRAはこれまでに日本の第24回文化庁メディア芸術祭や、中国のメディアアートアワードであるCITIC Press Lightening Selectionなどで受賞を果たしています。

TUNDRAが制作した他の映像作品は公式サイトから確認できます。作品の1つ「ROW holographic audiovisual installation on Behance」は以下のようになっています。

ROW holographic audiovisual installation
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