すき家の「ほろほろチキン」を単品で買ってきてパンに挟むと至福

デイリーポータルZ

1年前に発売されて以来大人気の、すき家の「ほろほろチキンカレー」。そのチキンが、単品でも買えることに気がつきました。しかも、「ホット」と「チーズ」というバリエーションまである。

そこでこいつをほろほろに崩し、パンに挟んでみたところ……。

カレー好き業界に激震

すき家の「ほろほろチキンカレー」をご存知でしょうか? 昨年末に発売され、そのタイミングでカレー自体も20種類以上のスパイスを使った本格派の味にリニューアルされ、そこにどーんとのるのが、スプーンで簡単にほぐせるほど柔らかく煮込まれたチキン。

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「ほろほろチキンカレー」(写真はミニで580円)
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本気でほろっほろ!

こいつの登場にはカレー好き業界に激震が走りましたよね。それまで僕は、牛丼チェーンでカレーを食べるならば松屋一択だったんですが、がぜん候補に食い込むようになってきた。うれしい悲鳴ってやつですよ。

アレンジ食材でもあった!

ところで先日、すき家に行った時、何気なくサイドメニューのコーナーを見ていたら、このほろほろチキンが単品でも注文できることに気がつきました。

ちなみにテイクアウト価格で、ほろほろチキンが300円。そこにガーリック&唐辛子を合わせた特製フレークをかけた「ファイヤーチキン」が360円。濃厚な味わいのチーズをたっぷりとかけた「チーズチキン」が450円と、リーズナブル。

そこで後日「ファイヤーチキン」とやらを単品でテイクアウトしてみたんです。そいつをつまみに、家で一杯やってやろうと思いましてね。

ところが、チャリンコのかごにがさつに入れて持って帰ってきてしまった僕が悪いんですが、家に着いて取り出してみると、チキンが原型をとどめぬほどに崩れてしまっていたんです。

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このように

これはちょっぴり切なかった。けれども考えかたを変えれば、この状態はチキンの柔らかさの証明とも言える。

そこで、ほんとはナイフとフォークでちびちび切り分けながらつまみにしようと思っていたけど、これはもうこういう食材であると思うことにし、控えめに醤油をかけた冷奴にのせてみたんです。

それでもまだまだ余っていたから、昼間に娘が残したのをとってあった、少量のゆでそうめんにごま油とめんつゆをあえたものにも、のせてみたんです。

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そしたらこれが抜群だった!

いや〜びっくり。チキンにはほんのりとカレー味もついていて、そこにたっぷりの唐辛子とにんにくの風味。ほろほろと柔らかい肉が豆腐やそうめんによく絡み、鶏皮の部分はぷるぷるとジューシー。いつもの豆腐とそうめんが、ものすごく力強いおつまみに早変わり!

その時、始めての出会いがカレーの上だったことをすっかり忘れてしまうほど、アレンジ食材として優秀だということに気がついてしまったんですね〜。

現状1位は、チーズチキン×パン

で、タイトルの件!

後日、これはもう絶対に間違いない! という組み合わせを思いつき、

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「チーズチキン」

をテイクアウトしてきました。こんどは崩れないように丁重に。

ただし、

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おもむろに箸を差し込み

がーっとかき混ぜて、

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けっきょくはこんな状態にしてしまうんですが

で、これを、

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ホットドック用のパンに
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のせる!

それだけで完成、「チーズチキンドック」!

いやこれが……予想通りというかねぇ、間違いないにもほどがあった……。

見栄えのために粗びきコショウをふって、ビールを用意して、いざ食べてみたんですが。

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ずっしり

チーズチキンひとつぶんで、ごく一般的なサイズのホットドック用のパンに、これでもか! とチキンをのせまくったドックが、2本できてしまう。

大口を開けてほおばると、ふわりと甘いパンに包まれた、ほんのりカレー風味のチキンの満足感と、惜しみない量のとろとろチーズのコクがハーモニーを奏でまくり! 本気で、こんなにも過剰にうまい料理ってそうそう出会えないのでは? というレベル。つけあわせの「紫玉ねぎのピクルス」もアクセントにいいんだよな〜。

面倒でなければ、あらかじめパンを焼いておき、さらにはバターなんかも塗っておいたりしたら、さらにすごいかもしれませんね……。

じっくり煮込んだ豚肉を細かく裂いて味つけした「プルドポーク」が人気で、サンドイッチなどの具材としてもよく見かけるようになりましたが、あれのチキン版とも言えるのかもしれない。

2本も食べたら大満腹。食べ盛りの高校生でもない限り、1食1本でじゅうぶんなボリューム。でも、2食続いても大歓迎! お得すぎ!

さて、次はどの味のチキンと、どんな食材を組み合わせてやろうかな〜?

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