昨年(2021年)スタバドリンクで最も話題になったものと言えば、やはり「47 JIMOTO フラペチーノ」だろう。
記者もつい行く先々で、ご当地フラぺを楽しんだものだ。とは言え、暮らしている関西圏外のものを飲む機会には恵まれなかった。しかしこの度スタバの粋な計らいで2022年8月3日より、山梨・石川・沖縄の限定フラぺが復活して全国発売(一部店舗を除く)。こりゃあ、飲むしかないでしょ!!!!
・さっぱり&まったりな山梨のぶどうフラぺ
順番に紹介していくことにしよう。まずは山梨県の「ててっ!! ぶどう ホワイト チョコレート クリーム フラペチーノ(店内飲食税込680円)」だ。ちなみに「ててっ」は感嘆詞であると思われる。
さて。こちらはミルクベースに、ホワイトチョコレートとぶどうシロップが入ったドリンク。個人的には、今回の3種類の中で最も好みの味でもあった。
そもそもスタバにおいてぶとうのフレーバーが新しいし、さっぱりしたぶどうと、まったりしたホワイトチョコレートのバランスがちょうど良い。ホッと一息つきたい時に飲みたくなる味だった。
・濃厚&まろやかな石川の棒ほうじ茶フラぺ
お次に石川県の「いいじ 棒ほうじ茶 フラペチーノ(同)」だ。奈良県で暮らす記者としては、奈良の地元フラぺもほうじ茶だったし、美味しかったのに何故……と思わないではない。
しかし飲んでみると納得。ベースはミルクと加賀棒ほうじ茶があらかじめブレンドされており、ホイップの上からは加賀棒ほうじ茶パウダーがかけられている。
一見するとさっぱりしてそうなドリンクだが、飲んでみると濃厚さとまろやかさがある。全年齢層の人気を安定して獲得しそうな味だ。ウマい。
・もったりでお腹いっぱいな沖縄のフラぺ
そして最後に、一番味の想像ができない沖縄県の「かりー ちんすこう バニラ キャラメル フラペチーノ(同)」だ。 “かりー” って何だろう、カレーのことかなと思いきやどうやらメデタイ時の掛け声で、乾杯などの意味合いらしい。なるほど。
こちらのドリンクのベースはミルクで、バニラシロップとちんすこうを入れてブレンド。カップの周りにキャラメルソースをはわせ、ホイップの上からは砕いたちんすこうがトッピングされている。
ちんすこうをドリンクに使用するなんて、結構な冒険ではないか。飲んでみると、確かにちんすこうの味だ。キャラメルソースの甘さとの相性も悪くない。
この1杯でお腹がいっぱいになる、もったりとした舌触りと甘みのあるフラぺだ。3杯の中で飛びぬけてデザート感があるのが、こちらの沖縄のフラぺだった次第。
まさかあの『47 JIMOTO フラペチーノ』が再びお目見えしただけでも嬉しいのに、気になっていた他県のドリンクを手軽に飲めるだなんてワクワクが止まらないというもの。スタバよ、利用者の気持ちを察した企画をありがとう。
こちらは例によって材料がなくなり次第終了で、長くても8月31日までとのことだ。気になるものから順番に試してみることをすすめたい。