光ファイバーケーブルが世界的に不足し価格が16カ月で2倍以上に高騰

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光ファイバーケーブルの価格は2021年に記録的な安値となっていたのですが、その後、データセンターやネットワークプロバイダーから大量の需要が発生。一方で供給が不足し、わずか16カ月で価格が2倍以上に高騰する事態となっています。

Global shortage of fibre optic cable threatens digital growth | Financial Times
https://www.ft.com/content/37e8c5fc-2af3-4343-bfb8-13f34e292392

Global shortage of fiber-optic cable threatens digital growth | Ars Technica
https://arstechnica.com/information-technology/2022/07/global-shortage-of-fiber-optic-cable-threatens-digital-growth/


Fiber optics cable prices soar and lead times stretch • The Register
https://www.theregister.com/2022/07/25/fiber_optic_price_lead_time_and_scarcity/

Global shortage of fiber optic cables leads to delays, price increases – DCD
https://www.datacenterdynamics.com/en/news/global-shortage-of-fiber-optic-cables-leads-to-delays-price-increases/

市場調査会社Cru Groupによると、2021年3月の光ファイバーケーブルの価格は1kmあたり3.70ドル(約505円)と記録的な安値でした。

しかし2022年前半だけで需要は前年比8.1%増となり、価格は2022年7月には6.30ドル(約860円)まで上昇しています。

値動きの原因は、需要に応えられるだけの光ファイバーケーブルの供給がないためです。パンデミックの影響により、素材の1つであるヘリウムの工場がロシアとアメリカで操業停止に陥り、供給不足によって価格が2年で135%まで上昇。同じく素材の1つ、四塩化ケイ素も最大で50%値上がりしています。

小規模事業者では、製品のリードタイムが20週間から1年以上にまで伸びているとのこと。

Financial Timesは、世界最大の光ファイバーケーブルメーカーであるコーニングのウェンデル・ウィークスCEOによる「しばらくは厳しい状況が続くでしょうが、きっと乗り切れるでしょう」という談話を伝えています。

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