キラめいているのにマットな塗装も良いところ。
OPPOのReno Aシリーズは日本の市場に合わせて作られたモデル。いわば日本のマスのユーザーが何を求めているのかを調べぬいた結果となるモデルたち。ライバルのスマホメーカーにヒントを与えちゃっていいんでしょうかという気持ちになりますが、つまるところOPPOの自信の現れでもあるのでしょう。
そんなOPPO Reno Aシリーズ第4世代目となる最新スマートフォンの「OPPO Reno7 A」に触れてきました。
大画面で軽量、薄いのにバッテリー大容量
6月23日より発売されるReno7 A。スペックリストをよくよく見るとバランスがいい。ハイスコアは狙わないけど全教科で80点を取る秀才くんなんです。
厚みは約7.6mmで質量は約175g。このボディに含まれているバッテリーは4500mAhです。最薄・最軽量級とまではいきませんが、薄い・軽いという印象をかなり強く受けます。バッテリー容量も踏まえると自然と気持ちがアガってきますね。
急速充電も18W。絶妙です。最高速ではないけど十分速い。適度な快適さを追求していることがわかります。
ディスプレイは6.4インチ有機ELで、解像度はフルHD+(1080×2400ピクセル)。しかも1600万画素のインカメラは左上のパンチホール内に入っており、目立ちません。カメラレンズというか、インジケーターのアイコンのようにも思えるから、存在感が控えめなんです。
リフレッシュレートは90Hz。WEBページやSNSをスクロールしても、動画を見たりゲームをやっても適度に滑らかで気持ちいいものでしょう。
スマホの動作速度を司るSoCはSnapdragon 695 5Gです。格上の1世代前SoCである Snapdragon 778Gにかなり肉薄する処理能力をもっており、フツーに使うぶんであれば何ら不満を持たないものです。
ボケ味が自然でヌケのいいメインカメラ
「こいつ、やるじゃない」と思えた最大のポイントが約4800万画素の広角カメラを用いたポートレートモードです。背景との兼ね合いにもよるのだけど、上手くハマるとスマホで撮った写真とは思えない、自然なボケ処理をしてくれます。
また点光源が綺麗な玉ボケとなるのもいい。ミラーレス&大口径レンズで撮っているかのような気持ちも味わえます。
また約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラもありますよ。あと今回は試せませんでしたが、昼間に撮影した写真に夕日など別の写真の色味を転写できるAIパレットが楽しそう。Find X3 Pro譲りの機能ですが、InstagramやTwitterで、同じトーンの写真を載せ続けたい方は注目です。
長く愛せる仕掛けが頼もしい
こちらも既存機種譲りの機能となりますが、Reno7 Aは仮想メモリ機能が使えます。メインメモリは6GBで、ストレージは128GB。このストレージのうち、 2GB・3GB・5GBぶんをメモリに割りあてられます。
仮想メモリの常で読み書き速度は下がるものの、メモリ消費が著しいアプリが登場しても対応できるこの仕組みには、Reno7 Aを長く使ってほしいという願いがこめられています。またReno7 Aには、3年間OSのアップデートを繰り返しても、システムそのもののレスポンスを維持するシステム劣化防止機能も備わっています。
おサイフケータイ機能も入ってる。IP68の防水・防塵ボディでもある。イヤホン端子も備わっている。いろいろ探してみたけど、弱点なくない?
THE 日本のベーシックスマホは4万4800円
シンプルで飽きがこないデザインもグー。マットでサラサラしていて持ちやすいけど、光の入り方できらめくドリームブルーとスターリーブラックのカラーもグー。
「こういうのでいいんだよこういうので」と言いたくなるReno7 A。日本の数多くのユーザーに真正面から向き合って作られたこのスマートフォンのお値段は4万4800円です。本当にありがとうございます。
Source: OPPO