ファミマの新作スイーツ「生カヌレケーキ」がガチだった / コンビニスイーツ近代史における殿堂入りもアリ

ロケットニュース24

コンビニ各社のオリジナルスイーツ界におけるパワーバランスは、長きにわたりローソンの Uchi Café 優勢な時代が続いているように感じる。「BASCHEE」や「生ガトーショコラ」等、圧倒的なバズを産み出したレジェンドの数も頭一つ抜けているし。

しかし、ここにきてそれら歴史上のレジェンドに比肩しうる一品が、ファミマから出てきた。それが、2022年5月31日から販売開始となった「生カヌレケーキ」だ。このクオリティはガチ!

・158円

こちら、お値段は税込み158円。公式HPによると、沖縄を除く全国のファミマにて販売されているようだ。構造としては、「カヌレ生地をドーナツ型に焼き上げ、中心に北海道産生クリームをブレンドしたホイップ」とのこと。

1つ236kcalで、製造は山崎パン。


パッケージ表面によると、生地にアルコールを使用しているらしい。裏の原材料表をチェックすると、「洋酒」の位置は全卵よりも後ろで各種食品添加物よりも少し前だった。このことから、使用量はかなり少ないと思われる。いちおう食べる際にはアルコール感にも注目するとしよう。


・しっとり

中身はこんな感じ。中心のクリーム部分にはフィルムが貼られていたので、よっぽど荒々しく運搬しない限りはぐちゃぐちゃになったりしないだろう。


半分に切ってみたところ、完全一致と言ってもいいくらいにパッケージのイメージ写真と一致する仕上がり。生地は表面が硬く、中はしっとりしていそうなのがビジュアルから伝わってくる。こいつはウマそうだ。


参考までに、裏はこんな感じ。そこそこハードな質感なのがお分かりいただけるだろうか。


・キてる

それではいよいよ食べてみよう。まず最初に感じられるのは、ビジュアル通りな生地表面のハードな感触。カリッカリというほどではなく、コリッと割れる感じがわずかにする程度。そして黒糖みたいな一風変わった甘さが感じられる。

続いてやってくるのが、内部のしっとりでモッチモチな感じ。プリンを極限まで硬くしたらこうなりそうな、そんな感触だ。そのモチモチから、ジュワっとほのかな甘さが染み出してくる。アルコール感は皆無。

こいつは美味い。カヌレ生地の表面と内部、そしてクリームは、甘さと食感が全て違う。3種類の甘さと3種類の食感。それが1つの、ほんの二口程度のサイズに詰め込まれている。また、トータルでそんなに甘くないのもグッド!

中心のクリームは甘さ控えめだ。今回は常温で食べたところ、クリームが若干ではあるが、ベストな状態よりも軟らかくなっているように感じた。よく冷やして食べた方が、クリームにコテっとした感じが増していいと思う。

そしてもう1つ。これは偶然なのだが、1個目は記事のため半分に切ったものを、そして2個目をそのまま食べたところ、ハーフカットにした方が圧倒的に食べやすい事が発覚した。

その経験から、おススメの食べ方は中心で半分にカットしたものを一口でいくスタイルだ。クリームとカヌレ風な生地のマリアージュの良さをバランスよく味わえるぞ! 158円で得られるものとしてはトップクラスの出来だと思うので、是非とも近所のファミマでゲットし、食べてみてくれ!

参考リンク:ファミリーマート
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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