日本語以外の言語のYouTube動画を再生する時、字幕を表示したり自動字幕翻訳機能を使用したりすることができますが、これだと字幕を読み続ける必要があります。しかし、拡張機能の「CaptionSpeaker」を使えば字幕を自動で翻訳して読み上げてくれるということで、実際にどんな感じになるのか使ってみました。
CaptionSpeaker – Chrome ウェブストア
https://chrome.google.com/webstore/detail/captionspeaker/infafaffjndfcflcoemolnggghgoodce
GitHub – limura/CaptionSpeaker: CaptionSpeaker は youtube で表示される字幕を発話させる事で耳から聞くことができるようにする chrome extension です。
https://github.com/limura/CaptionSpeaker
「CaptionSpeaker」は記事作成時点でChrome用のみが配布されています。まずは拡張機能の配布ページにアクセスし「Chromeに追加」をクリック。
続けて「拡張機能を追加」をクリックします。
すると、すぐにCaptionSpeakerの設定ページに遷移します。初期設定では字幕を日本語に翻訳し読み上げる設定になっていて、このページから声の高さや速さ、大きさなどを設定可能です。
初期設定のまま、アメリカ航空宇宙局(NASA)が公開した科学系動画「NASA ScienceCasts: Earth’s Magnetosphere」を再生してみました。機械翻訳なので完璧な日本語とは言えませんが、しっかり翻訳して読み上げてくれています。しかし、読み上げの速度が遅く元動画の読み上げ速度についてこられておらず、また元動画の読み上げに重なって少し聞きづらく感じてしまいます。
YouTubeの字幕を自動で翻訳して読み上げる「CaptionSpeaker」を使ってみた – YouTube
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そこで、少し設定をいじってみることに。Chrome右上の拡張機能アイコンをクリックし、CaptionSpeakerの欄からハンバーガーメニューをクリック、「オプション」をクリックします。
まずは声の速さを2にして、元動画のスピードについて行けるように。次に「発話中に元動画の音量を下げる(比率で指定します)」のチェックボックスにチェックを入れ、スライダーを0.5にします。これで元動画の音量が通常の半分になるので、少しは聞きやすくなるはず。忘れずに「Save」をクリックして設定を保存しておきます。
そしてもう一度先ほどと同じ動画を再生してみました。速さが向上した分読み上げの速度が元の動画に追いついており、また元動画の音量が下げられたことで読み上げ音声もかなり聞きやすくなりました。
YouTubeの字幕を自動で翻訳して読み上げる「CaptionSpeaker」を読み上げ速度2倍にして使ってみた – YouTube
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読み上げる音声はデフォルト音声(Microsoft Ayumi)のほか、Microsoft Haruka、Microsoft Ayumi、Microsoft Ichiro、Google日本語が用意されており、好きな音声を選ぶことができます。また、音声を日本語以外の言語に翻訳して読み上げることも可能です。
誰でもブラウザから簡単に美少女の声に変換できる「VOICE AVATAR 七声ニーナ」の動画を使い、日本語を英語に翻訳して読み上げてもらいました。人間の声は読み上げられましたが、機械で生成された声はYouTubeに声として認識されないのかそもそも字幕が生成されておらず、読み上げられませんでした。CaptionSpeakerはあくまで「動画に字幕がある場合のみ」翻訳し再生するので、今回のように字幕がない場合は読み上げに失敗します。
YouTubeの字幕を自動で翻訳して読み上げる「CaptionSpeaker」を使って日本語を英語に翻訳してみた – YouTube
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なお、拡張機能を入れたままで特に設定を行わなかった場合、YouTubeの動画を開くたびに読み上げが始まってしまいます。これを防ぐためにChrome右上の拡張機能アイコンをクリックしてピンマークをクリックし……
ツールバーに常駐させておくのもおすすめ。「字幕読上」と描かれたアイコンをクリックすることで、いつでも読み上げ機能のオン／オフが可能です。
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