あなたな台湾グルメ「ジーパイ」をご存じだろうか? ジーパイとは鶏肉1枚を丸ごと豪快に揚げた、台湾の屋台料理のことである。ここ数年、都内ではチラホラと専門店を見かけるようになったが、最大の特徴は “顔サイズ” とも言われるその大きさだ。
2022年春、そのジーパイがコストコの新商品として登場した。思えば「巨大台湾まぜそば」を筆頭に “巨大グルメ” ならお手の物のコストコとジーパイの相性はいいのかもしれない。さっそく試してみることにしたゾ。
・根付きつつあるジーパイ
日本でジーパイが知られるようになったのは、おそらく2年ほど前のこと。大タピオカブームに陰りが見えたあたりから、チラホラと「ジーパイ」を扱う店が増えてきた。浅草や渋谷などの観光地に出かけると、ヒョコッとジーパイ専門店に出くわすイメージだ。
その「ジーパイ」の人気の秘密は味もさることながら、その大きさにある。ジーパイは「顔より大きい」とよく言われるため、ジーパイで顔を隠した画像などが非常にSNS映えする、というワケだ。
「ティラミス」を筆頭に、デリカ商品の多くがデフォルトで巨大なコストコ。そう考えると『台湾大ジーパイ』に関しては「むしろなぜ今までなかったのか?」とも「満を持して」とも言えるのかもしれない。
・1枚あたり約350グラム
さて、コストコの『台湾大ジーパイ』は100グラムあたり166円。1セットにジーパイが3枚入っており、記者が購入したものは1765円であった。1枚当たりの重量はおよそ350グラムだから、1ポンドに迫ろうかという勢いだ。
調理方法は衣のザクザク感を最大限に復活させるため、オーブントースターでじっくり加熱するのがオススメ。ただしジーパイからかなり油が出るため、煙がモクモクになる可能性があるのでご注意を。
で、味の方はというと、これがウマい! 中国の代表的なミックススパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」の香りが最高!! 花椒やシナモンの風味はなかなかエキゾチックで、過去のコストコには無かった味わいだ。
さらに言うと、やはり「ジーパイ」が衣がザクザクしててナンボのグルメである。“カリッと” どころか “ガッリガリ” ぐらいの方が美味しいから、多少時間がかかってもきっちり加熱することをオススメしたい。
・ファミチキと並べてみた
また大前提としてニンニクがかなり効いているので、おかずというよりはお酒に合うグルメであろう。付属の紙袋に包んで食べれば、気分は一気に台湾へ! ただ巨大な唐揚げではなく、しっかりジーパイになっているところは素直に感心した次第だ。コストコ、やりおる。
最後にジーパイと、我らがファミチキを比較した画像をお届けしてこの記事を終わりとしたい。なぜなら系統的にファミチキの究極進化系が「ジーパイ」だと確信しているからだ。重量差はおよそ3.5倍だが、単純な見た目はというと……
やべぇぇぇえええええ!!!!!
五香粉が大丈夫な人なら、コストコの「台湾大ジーパイ」はかなりイイ。ポイントはとにかく衣のザクザクをMAXまで復活させるだ。完全にウマいぞ!
オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(コストコにしては攻めた味を評価したい)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆(結構いい。これは定番化してもいいかも)
オススメシチュエーション: 最低でも10分以上はオーブントースターで加熱して! ビールやハイボールとの相性は最高だ。