実は福岡って回転寿司激戦区なのか!? 県内にチェーン展開する「玄海丸」が気になり続けていたので食べてみた

ロケットニュース24

福岡県は寿司激戦区なのかもしれない。こう思ったのはスシロー・はま寿司・くら寿司・かっぱ寿司の4大があるのは当然として、福岡発のチェーン、さらには佐賀発や長崎発のお店もちょいちょい見かけるからだ。もしかしたら福岡県民はラーメンよりも回転寿司が好きなのか!?

そう思うなか私が気になり続けているのが福岡・博多の本格回転寿司「博多 玄海丸」。2022年12月現在、県内に6店舗を展開していながら一度も行ったことがない。一体どんな感じなのだろう。

・第一印象は普通の回転寿司

このたび、調査するためやってきたのは大野城市にある御笠川店。同チェーンのウリとしては「市場直送」「新鮮活魚」。玄界灘をはじめ全国から新鮮な魚を仕入れており、全店に生簀があるとのことだから期待が高まる。

店内にはテーブルとカウンター。コロナ禍ということで、カウンター席は1人1人のスペースが広めに確保してあった。注文はタッチパネルと他のチェーンとあまり変わらず。メニュー表も置いてあるから機械に不慣れな人にも優しい仕様だ。


・メニュー

ここまでは普通の回転寿司な感じではあるが、メニューの方はどうだろう。推してあるのは秋の味覚(調査したのは11月下旬)、そして……

これから冬の季節に旬のブリ。あとは牡蠣やカニといったところもしっかり抑えていて、当然ながら回転寿司のオーソドックスなメニューもひと通りそろっている印象だった。

安いものだと税込107円。次に154円、209円、286円……といった感じで幅広い価格帯でいろんな寿司が提供されている。とりあえずいくつか注文してみて待つこと数分、レーンで流れてくるのかな……と思いきや!



なんと電車みたいな乗り物に乗って寿司がやってきたではないか……!! 寿司が無機質にレーンを流れてくるお店も少なくないが、こういう遊び心は大人でも嬉しい。皿をとってボタンを押せば電車が戻っていくスタイルで、きっと子どもは大好物だろう。


・寿司の味はどうか

さて、何はともあれ大事なのは味である。まずはお安くオーソドックスなところから攻めてみて……

いか(107円)、そして……


えび(107円)あたりを食べてみたら、プリンッとしていて普通にウマい。値段が値段だけにブッ飛ぶほどの破壊力はないものの、水準以上の寿司が提供されていた。ただ……!


ここからが本番で赤貝・つぶ貝・にし貝からなる貝三昧(352円)など上の価格帯に手を出すと、美味しさのギアがグンッと上がって新鮮な味に舌と脳が喜ぶ。


旬のブリ(286円)も素材のよさはもちろん、ご飯がふんわり温かくてシャリがしっかりしている。ていうかシャリがうめぇなと思って調べたら特製玄米酢を使用しているらしい。どーりで! 仕掛けがあった!!


それから同店の名物だという玄海巻(286円)も高いレベルでまとめられている。こりゃウマいわぁ……


とか思っていたら生とろサーモン(352円)は意外と普通だったが、ブリンブリンしていてよき。さらにさらに……


鶏炭火焼ぐんかん(154円)なんで変化球ネタもあって遊び心がある。慣れているからと4大チェーンへ行ってばかりいたが、玄界丸の地力を感じるぞ!


そして回転寿司に欠かせない汁物であら汁を頼んで、これがクリティカルヒット。209円という値段を考えるとかなりいい。真っ先に頼んで寿司をつまみながら飲むと満足度は高そうである。


……てな感じでパクパク食べたのだが、どれもこれも卒なくよかった。特に印象に残ったのがシャリ。量が多めで味もしっかりしているところ……それに新鮮な魚が使われているとなると、安定の味が味わえるのも納得したのだった。


・ランチセットを食べてみたい

いやぁ、満足満足……と思いつつタッチパネルをポチポチしていたら、品切れ中だったもののとにかく日替わりランチがお得そう。他のチェーンと比べても安く美味しく食べられそうだから、次回はランチを試してみたい。

チェーン展開しているだけあって痒いところに手が届く感じだった玄海丸。店舗数こそ大手と比べて少ないが、また行こうと思えるだけの寿司がそこにはあった。福岡だけに甘口醤油も置いてあるし、九州の寿司をガッツリ味わいたいって人には是非ともオススメしたい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 玄海丸 大野城御笠川店
住所 福岡県大野城市御笠川4丁目2−1
時間 11:30~22:00(OS 21:30)
休日 不定休

参考リンク:玄海丸
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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