つい先日、私(佐藤)は くら寿司で「道頓堀たこ焼きロール」を食べた。たこ焼きを巻き寿司にしたのかと思ったら、巻き寿司にたこ焼きをのせた代物だった。たこ焼きを巻いて欲しかったのに……。
少なからずショックを受けた私に、さらなる追い打ちが!
ドムドムハンバーガーは2022年4月1日から期間限定で「たこ焼き? バーガー」(単品税込430円)の販売を開始していた。実物をたしかめに行ったらまた裏切られた。たこ焼きじゃないだろコレは! でも食べるとたこ焼きの味がするッ!! 何なんだッ!?
・これはたこ焼きか?
とにかく実物を見てほしい。東京・浅草花やしき店でたこ焼きバーガー単品と、プラス500円でポテトとドリンクの付くセットでオーダーした。
(※浅草花やしき店・市原ぞうの国店は、たこ焼きバーガーは単品販売のみ。そのほかの店舗はセット(税込810円)でも販売している)
バーガーの包み紙には、かわいいタコちゃんのイラスト付きで「たこ焼き」と書いてある。タコちゃんは手(足?)にたこ焼きを持っているな。
そして包み紙から取り出したコレがたこ焼きバーガーだ……。
うん? ちょっと待て! これはたこ焼きか? コロッケのように見えるぞ。
も、もしや、“たこ揚げ” じゃないのか?
焼きじゃなかった! どういうことなんだよ! ドムドムの公式サイトの商品説明を確認すると、こう書いてある。
「たこがぎっしり詰まった「たこかつ」に、絶対に外せない「ソース」「かつお節」「青のり」をトッピング! シャキシャキのキャベツとも好相性です♪」
たこかつじゃないか! 焼いてないだろ!! それならちゃんと商品名を「たこかつバーガー」にしておいてくれよ!! ちなみにこの説明文は次のように続く。
「丸いたこ焼きを挟むと、遠くへ転がっていってしまいますので、サクッとした「たこかつ」にして挟みました! 食べやすさと美味しさを兼ね備えたこちらの商品! これでたこ焼きと名乗る意味が、食べていただけたら分かると思います!!」
「遠くに転がっていってしまいますので」って。なんてファンタジックな言い訳なんだ。絵本の世界かよ! とはいえ、食べればわかるというので、食べてみるとしよう。
・味はたこ焼き!
思いっきりかぶりついてみると……、おお! なんと、これはたこ焼きだ! たこ焼きの味がしてるぞ! ウソだろ、焼いてないのに。私の口の中は、完全にたこ焼きテイストになっている。
いわば「揚げたこ焼き」とでもいうべきか。たこかつの表面はザクっとしているけど、中身のとろけ具合は完全にたこ焼きと同じ。もちろん、たこもちゃんと入っている。ソースとマヨネーズが味をバックアップしている。
なるほどね~、食べてはじめて感じるたこ焼き感。さすがドムドム、この手の「和」の味をハンバーガーにするのがめちゃくちゃ上手い。
過去の商品でいえば「アジフライバーガー」や、「お好み焼きバーガー」など、日本の料理をアレンジすることに長けている。
欧米発祥のチェーンでは真似できない! さすが俺たちのドムドムだ。ってことで、最後に一言いわせてくれ。
もっとお店増やしてくれ~! もっと身近でドムドムしたいんだよ~!!
私からは以上である。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ドムドムハンバーガー 浅草花やしき店
住所 東京都台東区浅草 2-28-1 浅草花やしき内
時間 10:00~18:00(施設営業時間に準ずる)
参考リンク:ドムドムハンバーガー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24