こちらは、ギズモード・ジャパンが所属する(株)メディアジーンのコマースチームが編集・執筆した別企画の記事です。
ライフハッカー[日本版]より転載:
大切に保湿しながら使えば長持ちして、経年変化を楽しめる皮革製品。
ブーツや財布がお好きな人なら、きっとレザーケアグッズをお持ちなんじゃないでしょうか?
かくいう私もわりとレザーアイテムが好きで、ゆる〜くケアしながらTricker’sのカントリーブーツを10年ほど履き続けています。
メンテナンスに必須となるグッズのひとつに挙げられるのが、保湿のためのクリーム。これまでに複数試してきましたが、中にはベタついたり、乾きが遅かったりしてちょっとストレスを感じてしまうことも…。
そんな経験がおありの方にぜひオススメしたいのが、machi-yaでクラウドファンディングを実施中の「QUASAR」です。
こちらは、化粧品の原料にもなる「ミンクオイル」を成分に100%使用したレザーケアクリーム。スッと伸びが良く、革繊維の小さな隙間まで油分を染み込ませてくれるとのことですが…。使い古した財布を実際にケアして、その実力を試してみました!
かなりボロボロの財布ですが…
今回ケアするのは写真のこちらです。
馬具などに使われるブライドルレザー製で、なかなか革質はいいいのですが、いかんせん手入れをサボりがちだったので、表面はカサつき気味で傷だらけ…。なんとか復活させてやりたいと思います!
まずは、表面を丁寧にブラッシングして、ゴミやホコリを取り除きます。
まずは、表面を丁寧にブラッシングして、ゴミやホコリを取り除きます。
結果はこんな感じ。前回、色を足したこともあると思いますが、だいぶ汚れてましたね。メンテをサボってごめんよ…。
いよいよ「QUASAR」の出番!
少し財布を乾燥させてから、いよいよ「QUASAR」を塗り始めることに。
少量を付属のファイバークロスですくい取ってみると、とても柔らかな感触でした。暖房を切っていて部屋はわりと寒かったのに、凝固しすぎていないんですね。
この辺り、多くのレザーケア商品に含まれるとされるミツロウや石油系オイル(油脂)が入っていないことも、関係しているのでは。
プロジェクトページの説明には、「※天然油の保革クリームなので、高温になると融解することがありますが、有効性及び安全性に影響はございません」との記載があります。
室温を問わず塗りやすいと考えると、この点はむしろメリットとして挙げられるんじゃないでしょうか。
実際にクリームを塗っている様子は、上のGIF動画でご確認ください。
クロスの上では固形ですが、塗り伸ばした瞬間にスーッとほどけていくのがお分かりいただけるでしょうか?
恐らく、普段からレザーをケアしている人なら、この感覚はかなりクセになるはず(笑)。今回は表面積の狭い財布で試していますが、ブーツやバッグのお手入れをする際は、より効率的にクリームを塗り伸ばせると思いますよ。
しっとりした触り心地に
その後、5分ほど乾燥させて表面を軽く磨いた状態がこちらです。
もともと使い古しの状態だったので、表面の傷は残ってしまいましたが、何より驚かされたのが、そのしっとりした触り心地…! 乾きづらかったり、塗ると白く残ってしまったりといった従来の不満を感じることもなく、正直言って大満足です!
写真だけでお伝えしづらいですが、レザーアイテムがお好きな人には、ぜひ使用感やケアした後の触り心地を確かめていただきたいと感じましたよ。
執筆時点では、一般販売予定価格5,500円(消費税込み)のところ20%OFFの4,400円(消費税・送料込み)から支援可能な「QUASAR」。
下記リンク先のページでは、皮革製品にミンクオイルを塗る理由や、なぜケアが必要なのかといった雑学も紹介されています。気になる人は、ぜひチェックしてみてください。
Photo: 山科拓郎