YouTuberのヒカルさんは2022年3月4日、チャリティTシャツの「売り上げの一部」をウクライナの支援団体に寄付すると表明していたことについて、補足説明した。
売り上げの寄付をめぐっては、ツイッターで「何%を寄付に充てるのか」などと疑問の声が寄せられていた。ヒカルさんは今回、売り上げからコストを差し引いた「全利益を寄付する」ことになったと説明している。
「独断で勝手にあのタイミングで全額寄付とは言えないので」と説明
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が進むさなか、ヒカルさんは3日、ツイッターで「現在のウクライナ情勢を鑑みて、少しでも力になるべく、1000万円寄付します」と報告。さらに、ヒカルさんが創業したアパレルブランド「ReZARD(リザード)」からチャリティTシャツを販売すると発表した。
Tシャツのデザインは、現代アーティストの山口真人さんが担当した。表面にはウクライナ国旗の配色で「NO WAR」と描かれている。値段は税込み9900円。
販売サイトの説明によれば、この商品の「売り上げの一部とヒカル個人としての寄付金1000万円を合わせた金額」を、ウクライナでの戦争によって被害を受けた人々の支援を目的とする非営利団体に寄付するとしている。詳細は後日、動画などで公開するとのことだ。
「売上の一部を支援金とします」という文言をめぐり、ツイッターでは「売り上げの一部かよ」「戦争に乗じて商売してると思われてもしかたない」などと批判する声が寄せられていた。
ヒカルさんは4日、ツイッターで「説明不足で誤解生んでしまいすみませんでした」と謝罪。「売り上げの一部と言う言葉に、これでお金儲けをしようとしてると誤解される方がいるみたいなので補足しておきます」として、次のように説明した。
「売り上げの一部としていた理由はリザード自体が一人の会社ではなく、その中で緊急でチャリティーにしたこともあり独断で勝手にあのタイミングで全額寄付とは言えないので売り上げの一部としていました」
その上で「その後、話もまとまり 売り上げからコストを差し引いた全利益を寄付することになりました」としている。併せて少額から寄付をしたい人に向け、在日ウクライナ大使館が公開している寄付金専用口座「エンバシーオブウクライナ」を紹介した。