ジムバッグおすすめ4選。30種類以上の人気バッグの中から本当に使えるアイテムを厳選

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「たかがジムバッグ」と思いきや…!

正直、ジムバッグってどれもそう変わらないように見えるかもしれません。同じような形や素材で、あとはショルダーストラップがあったり、サイドポケットがついていたり……。ジムでのパフォーマンスが上がるわけでもないし、なんとなく選んだものを使っているという人も少なくないのでは? でもじつは、良いジムバッグを使うと準備や片付けにかかっていた時間がグッと短くなるんです。

wirecutterがアンケート調査を行なったところ、多くの人が欲しがるジムバッグはずばりシンプル・安価・大容量の3原則だとわかりました。加えて「できればジム用のシューズや使用済みの衣類、濡れたタオルは分けて収納したい」とか「ポケットもいくつか欲しい」などさまざまなニーズがあったみたいです。

そのような意見を踏まえ、wirecutterでは専門家の知見を取り入れながら様々なブランドの30種類以上のジムバッグを調査。その結果、一生モノとして使えるほどしっかり頑丈なものや、ファッショナブルで今どきなデザインのシンプルなもの、ジムで使うギアが入るもの、ビジネスでも使えてそのままジムでのトレーニングに直行できるバッグなど、今おすすめできる製品4選が決まりました!


Image: Wirecutter

業界トップレベルのタフさで、もっとも頼りがいのあるジムバッグ。収納ポケットがたくさんあるため、使用済みの衣類、タオル、靴などをきちんと分けやすい。価格は安くないものの、保証期間は25年あるため一生モノとして長く使えるはず。

ジムバッグとして「King Kong Jnr Kong Bag」ほど優秀なものはなかなかありません。1000デニールのナイロン製で、手に取っただけでも質の高さが明らか。普通のナイロン製ジムバッグよりもしっかりして、強度が高いのがわかります。容量は30L。収納ポケットは、メインのほか4つのアクセサリーポケット(そのうちマジックテープで閉められるものが1つ)、メッシュポケットが2つ(そのうち1つは靴の収納に便利)があります。頑丈なダブルステッチからファスナー部分まで、細部のデザインからもバッグのタフさが感じられます。保証期間は25年。

仕切りはなく、大容量の収納スペースが1つ。デザインもシンプルながら、価格の手頃さのわりに頑丈。

Herschel Supply Co. Sutton Duffle Mid-Volume」は、収納ポケットはあまり重視しておらず、シンプルなデザインのボストンバッグが好きだという人におすすめ。見た目、形ともに親しみやすさ満点で、ショルダーストラップは取り外し可能。仕切りはなく、大容量の収納スペースが1つ。靴や使用済みの衣類、濡れたタオルなどを分けて収納するには、別途プラスチックバッグなどを使用する必要がありそうです。価格のわりには高い強度が期待できます。

Image: Wirecutter

使用済みの衣類やタオル、ジム用の靴のほか、PCまで分けて収納できる。

仕事の前や後にジムに行きたいけれど、荷物をどうすれば良いかいつも悩んでいたという人には「Aer Duffel Pack 2」がおすすめ。ミニマルで上質な印象の通勤バックパック兼ジムバッグとして使えます。1680デニールのCORDURA BALLISTICナイロン製で、上記で紹介した「King Kong Jnr Kong Bag」よりもさらに上質の素材が特徴。容量は24L。たとえば15インチのノートパソコンを背面ポケットに、ジム用の衣類をメインポケットに、ジム用の靴を通気性のある底面ポケットに収納するといった使い方ができます。

Image: Wirecutter

ジムで使うギアなど、たっぷりの収納力が必要な人にはこちらがおすすめ。サイズ展開は3種類あり。

ジムでギアを使って運動するという人もいるはず。「Adidas Team Issue」は、この価格にしてこの機能性というコスパ最強なジムバッグ。600デニールのポリエステル製。サイズは3種類あります。小サイズでも、一般的なジムバッグより若干大きめ。大サイズは、着替え用の衣類に加えてサッカーボール3がつ入る大きさ。ジッパー式のポケットが外側に4つ(靴や使用済み衣類が入る通気性のあるポケット含む)と内側ポケットが1つあります。小サイズの場合、外側ポケットは3つ。ショルダーストラップはパッド付きなので荷物が重たいときに便利。

「King Kong Jnr Kong Bag」

Photo: Caleigh Waldman

ジムバッグを選ぶとき、買い替えることを見据えて購入したという人は少なくないかもしれません。wirecutterでも、1万円を超えるジムバッグを買うのはどうかと当初は疑っていましたが、実際に「King Kong Jnr Kong Bag」を手に取ってみて考え方が変わりました。

つくりも素材もしっかりしていて頑丈で、収納ポケットの多さも魅力的。金属ファスナーに、1000デニールのナイロン製で、普通のナイロン製ジムバッグよりもしっかり強度が高いのがわかります。より安価なナイロン製のバッグと比べると手入れ時の撥水力はやや低めかもしれませんが、耐水性も期待できます。

Photo: Caleigh Waldman
U字に開くメインスペースは、何がどこに入っているか見やすく、出し入れしやすい。

Photo: Caleigh Waldman
ほかのジムバッグと違ってロゴが控えめなのも良い。

Photo: Caleigh Waldman
持ち手のハンドル部分も快適。

容量は30L。収納力に関しては、外側に大きなポケットが2つ(そのうち1つは小さめの内側ポケット付き)、メッシュポケットが2つ、そして小さめのポケットが2つ(そのうち1つはジッパー式、もう1つはマジックテープ式)があります。

メインのほか4つのアクセサリーポケット(そのうちマジックテープで閉められるものが1つ)、が1つ、靴を収納できる場所が1つあります。頑丈なダブルステッチからファスナー部分まで、細部のデザインからもバッグのタフさが感じられます。保証期間は25年。

Video: Caleigh Waldman
これで靴の収納にも困らない。

底面までしっかりしているため、バランスが良く型崩れも気になりにくいはず。バッグの構造的な“骨”が側面にないため、ジムの狭いロッカーにも入れやすいです。

そんな「King Kong Jnr Kong Bag」の唯一気になるところは、やはり価格。wirecutterではこの耐性、クオリティを考慮すると投資する価値はあると考えています。数年かけてジムバッグを調査してきたなかで、あらゆる価格帯の製品を見てきましたが、正直なところ「安いこと」だけが取り柄のようなものも多くありました。なかには、その価格さえも見合わないというものも。一方、もっと低予算で、濡れたタオルや靴はプラスチックの袋に入れておけば良いという場合には、以下におすすめする製品をチェックしてみてください。

Photo: Caleigh Waldman

とにかくシンプルなジムバッグを探しているという人には「Herschel Supply Co. Sutton Duffle Mid-Volume」がおすすめ。価格のわりによく作られていて、見た目、形ともに親しみやすさ満点です。ショルダーストラップは取り外し可能。

注意点としては、バッグの底部分に小さなグロメット(穴)が6つ付いているので、うっかり濡れた場所に置くと内側まで水分が入ってきてしまうこと。仕切りがないため、靴や使用済みの衣類、濡れたタオルなどを分けて収納するには、別途プラスチックバッグなどを使用するのが良さそうです。

ちょっとした仕切りが欲しいという場合には、大きめの「Sutton Duffle」の方には蓋の部分にポケットが2つ付いているのでチェックしてみてください。

Photo: Caleigh Waldman

仕事の前や後にジム通いするなら、ノートパソコンとジム用の衣類を1つのバッグに入れて持ち運べる「Aer Duffel Pack 2」がおすすめです。ジムバッグとして着替えだけでなくギアを入れるスペースがあり、さらにサイドのボトルホルダーは拡張可能で大きなボトルも楽々収納できます。ゴムのホルダーが付いているのも安心。その上には小さなジップ式ポケットがあり、お財布や小物の出し入れに便利です。

背面ポケットは15インチのノートパソコンのほか、書類や本なども入るサイズ感。ジッパー式のメッシュポケットなど、小さなアクセサリーポケットが複数あります。

なんといっても収納力が魅力で、靴から汗で濡れた衣類まで、それぞれ分けて収納することができます。耐水性もあり。バッグ上部にあるポケットを使えば、サングラス、スマホ、ジムの会員カードなど細かいものを取り出すのが簡単になるはず。

背が低い方には、「Duffel Pack 2」の小型タイプである「Aer Fit Pack 2」もおすすめ。こちらは、全体的なデザインこそ同じですが、底部分に靴の収納スペース、前面にノートパソコンの収納スペースが配置されているのが特徴。サイズは数センチの違いで、容量は25%ダウンの18.8L。背負うと見た目も感覚的にもより小型になっているのがわかります。

Photo: Caleigh Waldman

ジムでチームスポーツをやるために荷物が多いという人には「Adidas Team Issue」がおすすめ。サイズ展開が豊富で、なによりwirecutter調査のなかでは1番容量がたっぷりのジムバッグ。もっとも小さいサイズで約61 x 29 x 30.5cm、中くらいで約66 x 31.7 x 34.3cm、もっとも大きいサイズは衣類のほかサッカーボールが3つ入る大きさ(ただし通常のジムロッカーには入れづらいかも)の約82.5 x 34.3 x 38cm。

Photo: Caleigh Waldman
手持ちでも、ショルダー掛けでも使える。

Photo: Caleigh Waldman
靴用のポケットで容量が狭まるかと思いきや、長さがあるため収納力たっぷり。

Photo: Caleigh Waldman
靴用ポケットは通気性がよく、ジムバッグとして理想的!

ただサイズが大きいだけでなく、ジム用の靴や使用済みの衣類を収納できるポケットもあり。通気性もしっかり考慮されているのがポイント。ショルダーストラップのファスナー部分は丈夫な金属製でなく、プラスチック製。

全体的には、薄めのプラスチック素材(600デニールのポリエステル)でできているにもかかわらず、予想以上に頑丈でしっかり耐性があるのが意外でした。テスト使用者のなかには、このジムバッグをどうにか壊してみせようと試みた人も。彼いわく、靴ポケットはわりと難なく破ることができ、ファスナーもガタガタにできた一方で、縫い口が固く頑丈だったため完全にバッグを破壊することはできなかったといいます(もったいないので、くれぐれも真似しないでください)。

外側にジップ式ポケット(大、中サイズに4つ、小サイズに3つ)と内側にもポケットが1つあります。ショルダーストラップはパッド付きなので荷物が重たいときにも便利です。見た目は一般的なジムバッグですが、ロゴが悪目立ちしていないのがポイント。カラー展開は全部で18色あります。※※

その他おすすめジムバッグ

Adidas Squad III」は、wirecutterスタッフの1人が愛用しているジムバッグ。より価格が手頃で、おそらく男女問わず使いやすいのは「Adidas Team Issue」かも。

BAD Bags Duffel #2 SP」は高価ながら、優秀なジムバッグ。最終的には「King Kong Jnr Kong Bag」と並べて考慮した際にランク外へ。レザーやロゴ部分のデザインが好きだという人にはおすすめできます。

Herschel Supply Co. Novel Duffle」は見た目こそ今どきでかっこいいですが、価格の高さが迷いどころ。

The North Face Apex Gym Duffel」は価格のわりによくできたバッグですが、靴を分けて収納できるスペースがないためランク外へ。

Under Armour On The Run Tote」は頑丈なつくりなのが魅力ですが、収納ポケットがないのがちょっぴり惜しいところ。

表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。

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