米連邦通信委員会(FCC)のJessica Rosenworcel委員長は、バルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC)で現地時間3月1日、2.5GHzのミッドバンド周波数帯の5Gオークションを7月に実施すると発表した。
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このミッドバンド周波数帯のメリットは、長距離に対応する優れたカバレッジと大量のデータを伝送する能力を併せ持つことだ。既に多くの2.5GHz帯を使用するT-Mobileが、5Gサービスの拡大と補強のために、夏のオークションでこの周波数帯を大量に取得することを切望していると報じられている。
Rosenworcel氏は、2021年12月にFCC委員長に就任して以来、政府一体のまとまりのある帯域政策が存在せず、米国の5G展開に対する影響力が欠如していることを声高に主張してきた。特に2022年2月には、航空業界と無線通信事業者の間の衝突が表面化している。
同氏はMWCの基調講演で、6Gに向けた下準備をすることと、米国が5Gを展開した際とは異なるアプローチを取り入れることの重要性について語った。「ミリ波周波数帯と5Gで学んだ教訓を忘れないようにしよう」と同氏は述べ、「これらの帯域は脆弱だ。また、これから展開されるこの帯域の量は多いが、非常に長い距離には対応せず、現時点では展開にかなりのコストがかかる」とした。
実際に展開されるのはまだ何年も先になる6Gについては、より高い速度と広いカバレッジに対応するミッドバンド周波数帯の特定を、今から開始したいと語った。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。