こちらは、ギズモード・ジャパンが所属する(株)メディアジーンのコマースチームが編集・執筆した別企画の記事です。
ライフハッカー[日本版]より転載:
お金に関する課題は、多くの方にとって一生つきまとうものだと思います。ところが、お金の運用に対してのフォーカスはなぜか甘くなりがち。
一因は、子どもの頃にお金について教えてもらえず、その距離感が大人になってからも縮まらない点にあるのかもしれません。
ゲームへのスタンスと同じようにお金と向き合い戦略が練たら、人生にとっての最重要スキルが自然とインストールされそうです。こういった要望を満たすボードゲーム「ナンバーワン・ベーカリー」が、machi-yaでプロジェクトを展開しています。
今回、この企業体験ボードゲームをお借りすることが叶いました。実際に友人の子どもたちとプレイしてみてわかった魅力をお伝えしていきます!
マーケティングの縮図が体験できる
「ナンバーワン・ベーカリー」は、みんな大好きパン屋さんを経営しつつ、マーケティングについて学べる仕組みです。
「借入 – 仕入 – 売上」といったシンプルなお金の流れを体験できて、敬遠されがちな会計の知識が、楽しみながら身に付くようになっています。
また、お客さんの需要にマッチしたパンを仕入れるためのリサーチが発生するので、その際に質問力やロジカルシンキングスキルが養えるそうですよ。
パンカードやお金カードのほかに、会計用のシート、そしてリサーチの際に使う「質問カード」が付属。用意するのは電卓と筆記用具のみでOKです。
小学校3年生から遊べて、お金に興味を持ってもらうきっかけがつくれます。
9歳の子どもにもイメージしやすい
ゲームをプレイしてみると、テーマが身近なこともあり子どもたちの食いつきはなかなかのものです。特にパン好きの長男に関しては、この原体験が将来の道を決めるかも…と、影響力を危惧するほどゲームに没入していました。
ご多分に漏れず、普段はデジタルゲームに首ったけの子どもたちですが、たまにはボードゲームもアリ。新鮮な気持ちで楽しめますし、大人とのコミュニケーションが促される点も魅力的です。
「ナンバーワン・ベーカリー」では、パン屋のオーナーが1人、あとはお客さんとして参加します。
オーナーの仕入れたパンと各お客さんの食べたいパンがマッチしたら、それぞれの手元にあるパンカードを交換。お客さんはパン代を支払います。
オーナーは順繰りで交代していき、最終的に一番儲けた人の勝ち…というのがざっくりと説明したルールです。
ルールは簡単ですし、カードを介して実際にパンやお金をやり取りできるので、9歳の子どもにもイメージしやすかったよう。ちょっと難しい会計のパートについては、大人がサポートしつつ進めました。
パン屋を繁盛させるには質問力がカギ
実はゲームの肝となるのがリサーチのパート。オーナーの質問が活きるように、パンを買う側もロジカルに理由を設定したほうがわかりやすくなります。
子どもは最初、質問を思いつきませんでしたが、用意された質問カードと大人が出したヒントを元に、お客さんの好みや家族構成、生活スタイルなんかを想定していました。
パズルを解くように質問し、思惑が当たる成功体験を積み重ねることで、子どもの想像力とロジカルシンキングスキルが開花しそうです。
マーケティングや会計について楽しみながら学べる「ナンバーワン・ベーカリー」は、現在machi-yaにて支援を受け付けています。
執筆時点では、一般販売予定価格円12,000円+送料800円(消費税込み)から、実質6%OFFの12,000円(消費税・送料込み)にて支援可能な状況でした。
企業体験ボードゲームをマスターすることで、これからの時代にも通用する商才に優れた人間が育ちそう。また、パンを自社製品に置き換えての大人向け研修にも活用できて、遊び方は無限大です。
プロダクトの詳しい説明は、以下のWebページでご覧いただけますので、ご興味ある方はぜひチェックしてみてください!
Photo: 山田洋路
Source: machi-ya