ついにビール、コーラOKな水筒が爆誕しました

GIZMODO

令和の炭酸革命、起きました。

キンッキンに冷えたお茶を長時間キープしてくれる水筒、真空断熱ボトル。昨今はマイボトルが流行ってますが、そもそも水筒や真空断熱ボトルに炭酸飲料を入れるのはNGだってご存知でしたか? ガスが抜けてボトルの内圧が上がり、パーンとなるおそれがあるんですよ。

そこで、創業100周年を迎えるタイガー魔法瓶が国内メーカーで唯一の炭酸飲料を安全に持ち運べるボトル「真空断熱炭酸ボトル MTA-T050/080/120/150」を発表しました。

炭酸を入れても破裂しないのがポイント

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真空断熱ボトルに炭酸飲料はNG。その常識を打ち破ったのが、今回の真空断熱炭酸ボトルなんです。カラーはエメラルド、スチール、カッパーの3種類。

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容量は500ml、800ml、1200ml、1500mlの4種類。一見すると重量感がありそうですが、一番大きい1500mlでも530gと軽量。

それでは炭酸飲料を入れても大丈夫な仕組みを説明しましょう。今回の真空断熱炭酸ボトルは、せん(キャップと飲み口)に施された新技術「Bubble Logic」がカギとなっています。重要な機構は以下の2つ。

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飲み口のキャップを半回転させると縦に入れた線からガスが抜ける「炭酸ガス抜き機構」と、高温などにより内圧が異常に高まった際に自動でガスが抜ける「安全弁」。実物を見てみましょう。

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せんの飲み口の裏側ですが、スクリュー部分に縦線が入ってます。炭酸飲料を入れた状態で飲み口を緩めると、緩めきる前にここからガスが抜ける仕組みです。ペットボトルのフタなどよりもスクリューの回す回数を増やすことで、密閉する力を強めているそうな。ボトルを激しく振っても、ここからガスが抜けるので安全に開栓できていました。

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こちらはせんの裏側に施された安全弁。パッキンの内側に小さな出っ張りが見えますが、コレです。指で押すと動きますが、かなり力を加えないと動きません。危険なレベルまで内圧が高まった際には、ここからガスが抜けるわけですね。この安全弁の開発に約2年かかったとか!

時間が経ってもシュワシュワが消えない!

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それからもうひとつ。タイガー魔法瓶はボトルの内面を滑らかにして凹凸を抑える加工「スーパークリーンPlus」という技術を持っていましたが、この滑らかな内面が炭酸の気化を抑えるのにも役に立つそうな。

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真空断熱炭酸ボトルにビール、炭酸水、コーラを入れて数時間経ったあと、飲み物をグラスに移した様子。まるで入れたてかのようにシュワッシュワな様子が見て取れます。真空断熱炭酸ボトルの保冷力がもつ約6時間は炭酸も維持されるそう。冷蔵庫無しで炭酸飲料を6時間もキープできるのって、ちょっと感激。

炭酸水やサイダーの他にも、ビールを入れてもよし。炭酸飲みたいけどいつも余る、いつでもどこでも炭酸水が飲みたい…。そんな願いを叶える、新時代の水筒が誕生しましたね〜。さすがタイガー魔法瓶、魔法瓶のパイオニア!

実際に飲んで確かめてみよう

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というわけで、たまたま偶然手元に存在していたビールを入れてみました。水筒にビールを入れる、もはやこの図がなんとも背徳的なことよ。最近はクラフトビールの量り売りをしてくれるお店がありますが、このボトルでも量り売りしてもらえるとのこと。マイボトルならぬマイグロウラーだこれ。

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アッワアッワー(buggles)です。真空断熱炭酸ボトルで呑むビールの味ですが、入れた直後は冷たくてキリリと美味しい、泡ののどごしも完璧。ボトルに入れてから1時間半経ってから改めて飲んでみると、冷たさはかなりキープされてる感じ。炭酸は少々抜けていてのどごしに違いは感じましたが、いわゆるグラスに入れっぱなしにしたビールほどの抜け感ではありませんでした。

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この見てくれでまさかビール飲んでるとは思うまい…うひひ、背徳の味…。

「真空断熱炭酸ボトル MTA-T050/080/120/150」は、2022年1月21日発売予定。価格は500mlから順に、6,000円、6,500円、7,000円、7,500円。ソーダストリームで作ったソーダをキープしたりレッドブルをぶち込んだり、炭酸in水筒の新たな可能性を模索できそう!

Source: タイガー魔法瓶株式会社

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