【衝撃】初めて「サウナー」と銭湯に行ったら開眼した話

ロケットニュース24

サウナは息苦しくなるほど暑くあって欲しい。我慢しながら汗をかくのが良いのだ。そもそも修業的なことが好きな私(中澤)。銭湯に行ったら1回はサウナ室に入るくらいにはサウナも好きである。

ゆえに、全く気付かなかった自分の入り方が間違っていたことに。初めて “サウナー” と銭湯に行ってみたところ、サウナの入り方が目からウロコだったのである。なんだこれ!? 超気持ち良いー!!

・サウナーとは

そのサウナーとは仮名・腐院乱土(ふいんらんど)さん。北海道旭川在住で、様々なサウナを渡り歩く30代サラリーマンだ。ちなみに、乱土さんいわく「サウナー」とはサウナ愛好家のことを指す言葉らしい。

乱土さんが言うには、サウナーかそうでないかはムーブを見れば一発で分かるのだそうな。でも、サウナの入り方ってそんなにパターンがあるのだろうか? 言ってしまえば、ただ部屋で座るだけちゃうの?

・私のこれまでの入り方

あと考えられるのはクールダウン的に水風呂に入る人もいるな。私はせっかく温まったのに冷えるのが嫌だからほとんど入ったことがないけど、この水風呂が最高って話だろうか? うんうん、そう言う人もいるよね。でも、私は冷たいと思いこそすれ、気持ちいいと感じたことがないんだよなあ……。

・サウナーの真似をして入ってみよう

しかし、北海道に来た私を全力でウェルカムしてくれている乱土さんのオススメをスルーするのも忍びないので、とりあえず真似をして全く一緒の入り方をしてみることにした。汗を軽く流して拭いてからサウナ室に入り、一番上段に座る乱土さん。

1分、2分……ひょっとして中にいる長さが鍵なのだろうか? 私も割とそこには自信あるぞ……と思いきや、汗が垂れてきたら意外とスッと出ていく。もしかして、入りすぎはよくない的なことか?

・水風呂

サウナ室を出ると、水を浴びて汗を流し水風呂に直行する乱土さん。やっぱり水風呂なのか……。しかし、真似すると決めたので私も意を決して水風呂に入る。ヒー! 冷たい!!

おまけに、その銭湯の水風呂はマジで凍えるような冷たさだった。体がキューってなる。一切気持ちよくないんですが……。


腐院乱土「確かに、入った直後は冷たいんですけど、じっとしてると冷たさを感じなくなってきませんか?」


──ホントだ。


腐院乱土「この状態をサウナーの間では『羽衣をまとう』と言います」


──その言葉使う機会あるんスか? あと、冷たさを感じなくなっただけで別に気持ちよくはないんですけど。


腐院乱土「まあまあ、まだ途中ですから」


──そう言うと、水風呂を出て体を拭く乱土さん。? この後があるんですか? 2週目に入ると気持ちよくなるとか?


腐院乱土「むしろここからが本番です


──と、露天風呂に出ていく。ひょっとして、この後の湯舟が染みるってことだろうか? それにしてもなぜ露天? もはや真実を知りたいという記者魂で私も露天風呂に出てみた。

・本番

雪が全てを白く染め、吐く息すら凍りそうな1月の北海道の夜。乱土さんは、露天の庭に設置された椅子みたいな岩に全裸で腰かけていた。寒くないんですか?


腐院乱土「むしろ寒いですか?」


──言われてみたら寒くないかも……スゲエッ! 真冬の北海道で全裸で外に出てるのに鳥肌すら立ってない!!


腐院乱土「人体って凄いですよね。サウナってサウナ室、水風呂、外気浴のトライアングルで1セットなんですよ」


──確かにこれは気持ちいいですね。意識が膨張するような感じがします。


腐院乱土「そう、サウナって外気浴が本番なんですよね


──その言葉通り、外気浴時はあらゆるストレスから解放されている感じがした。サウナ後の外気浴がこんなに気持ちいいなんて。これぞサウナにおける第三の聖域。サウナって我慢とか修行とかそんなんじゃなかったんだ。入り方完全に間違ってたー!

・開眼

その日は2セットであがった私。しかし、その「ととのう」感覚が忘れられずに、東京に帰ってきた今も週一でサウナに通っている。そして、サウナのトライアングルを繰り返していると、今まで見えなかったものが見えるようになった

それはサウナに入っている人がサウナーかどうかということ。水風呂の後に外気浴に行かない人が結構いるのだ。腐院乱土さんの言っていたサウナーかどうかが一発で分かるようになるってこういうことか。開眼してしまったでござる

もちろん、「サウナー」という言葉があるくらいだ。このトライアングルもサウナーには常識なのだと思うが、事実、知らずにサウナに入ってる人もまだまだ多いのを見ているためレポート形式でお伝えさせていただいた。

まあ、個人的には好きに入れば良いと思うが、私のようにサウナが好きだけど知らなかったという人は試してみてくれ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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