福岡県の北九州空港は、九州で唯一24時間利用可能な空港である。連絡橋で陸地と結ばれた海上空港だから騒音被害が少なく、早朝・深夜便も運航しているらしい。んで、3階の展望デッキには「足湯」があって、待ち時間を有意義に過ごせるのが激アツ……なのだが!
足湯はコロナの影響で2020年4月から休業中。マジかよおい、一体どこで時間をつぶせばいいんだよ……てことで、2018年にリニューアルされた「ラウンジひまわり」に行ったら、足湯よりも優雅に待ち時間を過ごせたので紹介しておきたい。ラウンジ最高ォォ!
・ラウンジひまわり
北九州空港2階、国内線搭乗待合室の1番奥にあるラウンジひまわり。つまり保安検査場を通過した先にある。だいたいどこの空港も同じで、搭乗券と対象クレジットカードを所持していたら無料。カードがなくても大人880円(3歳以上12歳未満330円)で利用可能だ。
ラウンジのいいところは、飲み物や軽食(おやつ)などのサービスが受けられるうえに、とても静かだから仕事にも集中できる。また地方空港では、その土地の名物を用意していることも。北九州空港の場合は……
ファディのコーヒーや……
入江製菓の金平糖などが置いてある。
いずれも北九州を代表する企業。ファディといえば、コーヒーはもちろん「もつ鍋」や「ひとくち餃子」も最高にうまい。地元で知らない人はいないだろう。
さらに冷蔵庫には『紅茶花伝』や『アロエ & 白ぶどう』なども入っている。アルコールは有料。持ち帰りはダメだが選び放題だ。
缶のコーラもあったぞ。
ドリンクを選んだらレザーシートへ。スターフライヤーのような高級感が漂っている。早めに着いたのでほぼ貸切状態のようだ。当然、出発時間が近づくにつれて利用客は多くなる。それでも地方空港は比較的のんびり過ごせるイメージ。
壁には、地元の染織家による小倉織のパネルアートが設置されていた。また、一部の壁側席やビジネス席にコンセントがある。空港内は無料Wi-Fiが使用可能。搭乗待合室でも充電できるが、より仕事に集中できるのはラウンジだろう。
・等身大のメーテル
ちなみにラウンジとは関係ないが、空港2階のフライトインフォメーション横には『銀河鉄道999』のキャラクター「メーテル」の等身大フィギュア(高さ約1.9m)が設置されている。また、マンホールにもメーテルが描かれているので好きな方はチェックしておこう。
スターフライヤーの本拠地でもある北九州空港。メーテルに迎えられた後に、もし時間を持て余していたら「ラウンジひまわり」へ。とはいえ、足湯の復活も祈っているぞ。なお、ひまわりは北九州市の花だ。豆知識もセットで覚えておいてくれたまえ!
参考リンク:北九州空港「ラウンジひまわり」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.