ヒーロー映画疲れの人に「シャザム! ~神々の怒り~」をオススメする理由 / 子どもから大人まで手放しで楽しめる良作

ロケットニュース24

「ヒーロー映画に疲れた……」という人はいないだろうか? 作品数が増えた上に、物語が複雑になっている。関連作品を観ないと話がわからないなんてのもザラ。そんなヒーロー疲れしている人に、ぜひ観て欲しい作品がある。それは、2023年3月17日公開の「シャザム! ~神々の怒り~」だ。

この作品にもヒーローは登場する。でも大丈夫、物語は明快で爽快! 古き良きSF映画のワクワク感満載! 大人から子どもまで楽しめる、わかりやすい超エンタメ作品だぞ!

・純粋なエンタメヒーロー映画

正直に申し上げて、私(佐藤)もヒーロー映画に疲れている1人。年を追うごとに作品の数は増え続け、いつのころからか「観なきゃ」という義務感を覚え始めた、せっかく時間を割いて観てものの、イマイチな内容の作品もあったりして……。

ヒーロー映画に求めたのは複雑さではなく、驚きと感動と爽快感だったはずなのに、観終えてもモヤモヤすることもしばしば。そうじゃない! エンターテイメントとしてのヒーロー映画を観たい! なのに、内容は難しくなる一方で……。


そんな純粋なエンタメヒーローを求める人に、オススメしたいのが今作である。


「シャザム!」はDCコミックス原作の作品だ。2019年に映画1作目(シャザム!)が公開されており、スーパーマンやワンダーウーマンなどと同じ世界を共有する「DCエクステンデット・ユニバース」のヒーローである。

主人公の少年ビリー・バッドソンは、バスケス夫妻が運営するグループホームの孤児の1人。ひょんなことからヒーローになる力を得て、活躍する物語である。同じグループホームのファミリー(5人の孤児)にヒーローの力を分け与え、6人で事件や事故、時には悪者に立ち向かい街の平和を守っている。



・SF映画の驚きと興奮

大抵のヒーロー映画の場合、1人の主人公のヒーローの活躍を描くのだが、シャザム! は6人1組。見た目は超人、中身は全員子どもというユニークな設定もこの作品の魅力の1つ

今作では「神の娘三姉妹」があらわれて、街は危機的状況に直面する。彼らの超人的な力であっさり撃退! ……と行きたいところだが、子どもゆえに一筋縄ではいかずに、ささいなこと仲間割れしたり三姉妹をムダに怒らせたりと、とにかくバタバタ、想定外の事態が連発してヤバいことに!?


怒り心頭の神の娘たちと和解するために、なぜかファストフードでランチしたりして……。コミカルなシーンもふんだんに散りばめられている。


ヒーローとしては半人前、しかしながら作品は秀逸。古き良きSF作品を彷彿させる驚きと感動が詰まっている。デビッド・ボウイが出演したSF映画「ラビリンス / 魔宮の伝説」(1986年)や、SF映画の金字塔「ネバーエンディングストーリー」(1984年)を観た時のような興奮を覚えた。

とにかく純粋に楽しめるエンタメ作品である。次元がどうとか、パラレルワールドとか、難しい設定はもう面倒くさい! という人にオススメっしたい。家族愛も感じられて、心温まるエピソードもグッド!


タイトル:「シャザム! ~神々の怒り~」
公開:3月17日全国ロードショー
配給元: ワーナー・ブラザース映画
Photo:(c) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics
参考リンク「シャザム! ~神々の怒り~」

執筆佐藤英典

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