湘南国際マラソン中止 1万人超が参加予定も…「安全を確保できない」オミクロン拡大で決断

J-CASTニュース

   新型コロナウイルスのオミクロン変異株による感染拡大を受け、第16回湘南国際マラソンが中止となった。大会の実行委員会が2020年1月20日、公式サイトで発表した。

   発表では、「このようなご案内をすることしかできない無力さを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪している。

  • 公式サイトより

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「申し訳ない気持ちでいっぱいです」

   第16回湘南国際マラソンは、2月20日に神奈川県西部の湘南・西湘地域で開催予定だった。コースは、西湘バイパス大磯西インターチェンジをスタート地点とし、江ノ島で折り返し、西湘二宮インターチェンジで再度折り返したのち、大磯プリンスホテルをゴールとしていた。参加定員は2万人。10月時点で1万2000人超のエントリーがあったと発表していた。

   実行委員会は「コロナ禍でも安全に参加できる大会」を目標に掲げ、参加ランナー・ボランティア・関係者全員に対して、ワクチン2回接種やPCRもしくは抗原検査の実施を義務付けていた。

   しかし感染から発症までの潜伏期間が短く、ブレイクスルー感染するとされるオミクロン変異株の出現を受け、「大会に関わる皆さまの安全を確保できなくなった」として、大会の中止を余儀なくされた。

   実行委員会は、公式サイトで「勇気ある決断をしていただいた皆さまの思いを実現できないことが本当に悔しく、且つ申し訳ない気持ちでいっぱいです」と悔しさをにじませる。

   そのうえで参加者たちに次のように謝罪した。

「共に希望を掲げて頂いた皆さまにこのようなご案内をすることしかできない無力さを、心よりお詫び申し上げます。そして何より、この試みにご賛同いただいた皆さまに改めて感謝と御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました」

   参加料の一部返金などの今後の対応は、大会ホームページやメールなどで伝えていくとしている。

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