こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
国会の会期が始まり、文字通り分刻みのスケジュールで一日が過ぎ去っていきました…参議院代表質問の準備に追われておりますので、本日は簡潔に世論調査のお話をば。
1月の世論調査では、さすがに衆院選直後から比べると支持率が落ちてきたものの、引き続き維新が野党第一党をキープしている結果が多いようです。
奢ることなく、気を引き締めて政策実現に邁進しなければなりません。
そして政党支持率とは別の「比例投票先」において、さらに立憲民主党との差が開きつつあるというデータが出ています。
政党支持率とは別に聞かれる「比例投票先」とは、いわば消極的支持層・無党派層の動向です。
「普段から支持するというほどではないけど、選挙でどこかに入れろって言われたらここかなあ…」
という判断を聞くわけですね。ここにおいては、「野党第一党効果」が生じると言われています。
かなりの数が存在する「無党派層だけど現状には不満」というスタンスを持つ有権者は、現状を一番変えてくれそうな可能性が高い政党に投票します。それはつまり、「一番大きい野党」と判断することが多いわけです。
普段の政党支持率で自民党と野党第一党・立憲の支持率は4倍も5倍も開いているにもかかわらず、選挙結果ではそこまでの差がつかない理由もここにあります。
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で、この本来であれば議席数で野党第一党を保持している立憲民主党がこの「野党第一党効果」の恩恵にあずかるはずが、その一部が維新に流れているのではないか?という分析が、いま専門家の一部でなされているというわけですね。
現状は嫌だ、自民党政治はこりごり、現状を変えてくれるとすれば…維新か?!
と目にとめていただけるのは非常にありがたいことです。
しかしあくまでこれは「消去法・消極的支持」。この動向を確固たるものにするため、通常国会でプレゼンスを発揮し、一つでもお約束した政策を前に進めなければなりません。
一層の気合を入れて、明日からスタートする代表質問へと臨んでまいりたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年1月18日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。