伴走アバター降臨。ビル・ゲイツの母校の高校生2人が開発 #CES2022

GIZMODO

これはアガる!

去年はコロナでバーチャルだったCES。オフ開催は2年ぶりで、少し前にKickstarterで話題だったAR伴走ホログラムランナー「Ghost Pacer」が再度注目されています。

自分の走る姿がLEDで壁面に映し出されるシステムとしてはNIKEが5年前にマニラ市内BGCの一角で実現したのが先ですが、あれはシューズにセンサを埋め込んでペースを測って自己ベストと競争するシステムでした。これに対し、Ghost Pacerは、ARめがねをかけてィットネスアプリStravaを操作すると、伴走者の3Dホログラムのアバターが目の前に現れて一緒に走れるシステム。なかなか予定が合わなくて一緒に走れない仲間とでも、いつでもどこでも駆けっこできるのが違いです。

18歳2人で実現までこぎつけた

開発したのは、ビル・ゲイツの母校として名高いシアトルのレイクサイド高校を出た2人。

CEOのAbdurRahman “AR” Bhatti君は自身もクロカン部員でした。シーズン前に伸び悩んでいたときに部の仲間と一緒に走るとずっとペースが上がることに気づいて開発を思い立ち、高1でクラスが一緒だったJensen Turner君(現CTO)と二人三脚で開発を進めてきました。ファーストネームがARなこともヒントになったのかもしれませんね。

開発チームは高校のクラスメートたち。「ランナーによる、ランナーのための」ARフィットネスグラスを合言葉にKickstarterで出資を募って実用化にこぎつけました。

こうやって書くと何もかも順風満帆に思えますが、18歳の若造2人がエンジェル投資家から出資を募るのは大変。思ったより時間がかかってしまったみたいです。サイトの説明には「光学系特許は取得済み。重量わずか85g。防水防塵」とあります。

Kickstarterのページを見ると、25,000ドルの目標額はとっくの昔に突破して、最終的には802人から151,193ドルのプレッジが集まって締め切られていました。現在は定価348ドルのところ34%OFFのアーリーバード割引で予約可能みたい。実物装着した人のレビューをぜひ!見てみたいですね。

Sources: Kickstarter, gadgetgram

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