融通無碍さは岸田首相の強みか – 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

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こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日からいよいよ、岸田総理と一問一答で議論ができる予算委員会がスタートしました。

質問が集中したのは、やはり10万円給付について。昨日のブログで「おそらく持たない、週明け早々にも撤回に追い込まれるのではないか」と予想していましたが、案の定…という展開になりました。

総理・官房長官の答弁を総合するに、現金給付が幅広く認められる運用となりそうです。

方針転換は歓迎ですが、足立代議士も指摘している通り、この決断が先週行われていれば随分と助かった自治体も多かったはずです。

そもそも一貫性のない政策を打ち出したことに加えて、この優柔不断な対応については苦言を呈さざるを得ませんし、明日14日の質疑でも維新メンバーが取り上げていく予定です。

一方で、本日の予算委員会の様子をざっと見ている感じ、こうした融通無碍さ加減は岸田総理の強みにもなりえるかもと思いました。

攻撃的な姿勢はまったく見せず、丁寧な答弁に終始。そして批判が大きいと見るや、早々に予算委員会初日に方針を転換する。

方針転換に批判はもちろん出ますが、論争に耐えられないと見るや「損切り」する決意したのだとすれば、これは一つの能力・決断力であるとも言えます。

岸田総理の「聴く力」や柔軟性が我が国の政治にとってプラスになるのかどうか。

なお続く衆参議院の予算委員会にて、私自身としてもしっかりと見極めてまいりたいと思います。

14日の質疑にもぜひご注目ください!

それでは、また明日。


音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 38歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。 三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会) ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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