松野官房長官は、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、治験を踏まえた上で、ワクチンの研究開発を支援していく方針を強調した。
ワクチンに関する関係閣僚会議で、松野長官は「今まさに直面しているオミクロン株への対応について、ウイルスの特性に関する治験を踏まえ、必要となった場合には、政府としてしっかりと研究開発を支援する方針であることを確認しました」とより強力な変異株などにも対応できるよう、国産ワクチンの研究開発や生産体制などを強化していく必要性を強調した。
その上で、先月、政府が閣議決定した経済対策に盛り込まれた世界トップレベルの研究開発の拠点作りや産学官の実用化研究に向けた支援、創薬ベンチャーへの開発支援などに取り組んでいく方針を確認した。
一方、緊急時における薬事承認について、厚生労働省から実用化を迅速に進めていくための「新たな制度の検討を進めている」と報告された。(ANNニュース)