「史上最高の日本シリーズ」更新も? 29年前との共通点から見た、ヤクルトvsオリックスの熱戦ぶり

J-CASTニュース

   2021年のプロ野球・日本シリーズはここまで全試合2点差以内と白熱した戦いが続いている。11月25日の第5戦は王手をかけられたオリックスが終盤のシーソーゲームの末に9回にアダム・ジョーンズの勝ち越し本塁打で勝利し、ヤクルト3勝・オリックス2勝で地元のほっともっとフィールド神戸での第6戦に望みをつないだ。

   第5戦まで全試合2点差以内の決着は64年ぶり。最後まで気が抜けない緊迫した戦いぶりに、他球団のファンも「面白すぎる」と興奮、さらに「史上最高」と評される1992年の日本シリーズに匹敵するのではないかともささやかれ始めた。

  • 2021東京五輪代表でのオリックスのエース山本とヤクルトの主軸村上。第6戦はどんな展開になるか(写真:長田洋平/アフロスポーツ/AP/アフロ)

    2021東京五輪代表でのオリックスのエース山本とヤクルトの主軸村上。第6戦はどんな展開になるか(写真:長田洋平/アフロスポーツ/AP/アフロ)

  • 2021東京五輪代表でのオリックスのエース山本とヤクルトの主軸村上。第6戦はどんな展開になるか(写真:長田洋平/アフロスポーツ/AP/アフロ)

初戦でサヨナラ満塁ホームラン、第2戦で西武完封

   1992年の日本シリーズはリーグ3連覇中の西武(森祇晶監督)と14年ぶり2回目の優勝のヤクルト(野村克也監督)が対峙。ペナントレースの経緯から下馬評は西武圧倒的有利だったが、第1戦(神宮)は3-3で9回を終え延長戦に入る。12回裏にヤクルトは西武の抑え・鹿取義隆を攻め満塁のチャンスを作ると、代打・杉浦亨が日本シリーズ史上初のサヨナラ満塁本塁打で試合を決めた。

   2021年のシリーズ初戦も3-1でリードされたオリックスが9回にヤクルトの抑えのスコット・マクガフを攻め、無死満塁から宗佑磨の同点適時打と吉田正尚のサヨナラ打で4-3の逆転サヨナラ勝ちを収めた。

   92年の第2戦は前日とは打ってかわって西武がヤクルトを2-0で完封、西武はエース郭泰源とリリーフエース潮崎哲也の継投でヤクルト打線を3安打に抑えた。

   21年もオリックスが勢いに乗るかと思いきや第2戦はヤクルト先発高橋奎二がプロ初完封を遂げる力投で、打線もオリックス宮城大弥からワンチャンスをものにし2-0でヤクルトが勝利した。

Source

タイトルとURLをコピーしました