フランスでペットショップでの犬や猫の販売が禁止されるという記事をみて英断だと思いました。
フランス人はペット好きという認識でしたが、そこではペットをかわいがっているという姿しか想像していませんでした。
しかし、やはり実態には驚きです。
「ウサギOK、犬猫は販売禁止「納得できない…」 進む動物愛護に賛否」(朝日新聞2021年11月23日)
「フランスでは、2人に1人がペットを飼い、6200万匹のペットのうち3割を犬と猫が占める。年間10万匹ものペットが捨てられ、夏のバカンスシーズンには何週間も家に放置されるケースが後を絶たないなどと問題視されていた。」
結構、ショックです。夏のバカンスはフランスですから結構長期間ですが、その間、エサや水も与えず放置ですか。
6200万匹のうち10万匹だから圧倒的多数のフランス人はそんなひどいことはしていないということなのでしょうか。とてもそうとは思えません。
(犬猫が3割となると残りの7割は何なのでしょう?)
日本でもコロナ禍の中で、ペットの需要が増えたと言います。少なくない人たちが思いつきで飼ってみたというところだと思います。
「コロナ禍のペットブームを考える ~改正動物愛護法施行」(ニッポン放送2021年11月3日)
「コロナ禍ペットブームで急増する飼育放棄が悲しすぎる!」(週プレNEWS2021年7月30日)
どの国でも事情は一緒なんだなとは思いました。
これをペットショップというやり方で面前で販売する方法は、いわゆる衝動買いを意図的に誘発する方法として、飼い主側の自覚も責任もないまま売りつけてしまうという問題があります。それ故にこの売り方自体を禁止することには合理性があるように思います。
日本でもそろそろ同様の規制をすべき時期に来ているのではないでしょうか。