人気オンラインゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」(略称・とうらぶ)のグッズ販売で、東京・秋葉原の販売店前に長蛇の列ができて、配られた整理券の中に事前の告知になかった「ハズレ券」があったと、ファンから不満の声が相次いだ。
グッズ販売の公式ツイッターは、その翌日になって、入店人数に限りがあり抽選を実施すると初めて告知した。販売を運営するアニメグッズチェーン「アニメイト」は、「想定を上回る来場」があり、やむを得ず抽選にしたなどと説明し、ファンらに謝罪した。
入場時間をランダムに指定する整理券を配布すると告知したが…
グッズを販売する「刀剣乱舞STORE-Mini Style-」は、2021年11月13日の土曜日にアニメイト秋葉原別館でオープンした。19日には京都市内の商業施設内でもオープンする。
人気の「とうらぶ」新商品が多数揃っており、ファンの関心は高かった。STOREの公式ツイッターでは12日、オープン当日午前9時30~45分に並んだ人を対象に、入場時間をランダムに指定する整理券を配布すると告知し、店舗前の歩道に2列で並ぶよう求めた。新型コロナウイルスの感染者も報告される中で、「後日通販の予定もございますので、体調が優れない方はご来店をご遠慮下さい」とも呼びかけた。
当日の13日は、若い女性を中心に朝から熱心なファンがアニメイト秋葉原別館前から列を作った。秋葉原の情報を発信しているツルミロボさんのブログによると、JR総武線の高架下沿いの通りにも列が続き、数百人にも及んだのではないかという。その写真も投稿している。
ツイッター上では、多数のファンが列に並んだことが話題になるとともに、その際に配られた整理券の中に、黄色い無地の紙もあったとの写真投稿が相次いだ。これは「ハズレ券」に当たり、事前告知になかった抽選が行われたことになるのではとの指摘が出た。これに対し、「さすがに…ひどくない?」「時間通りに並んだ人から配るようにすれば良いのに」「事前の予約抽選でよかったのでは」といった不満も噴出した。